(続) ハワイ行きの変なフライトを予約してしまった件

前回の話の続きである。東京 – ホノルルのフライトをおっとり刀でブッキングした結果、ヘンなチケットになってしまった、という話だ。

取ろうとしたのは、成田発ソウル経由のホノルル行きだ。これが5席取れるという画面表示だったのでそうしたのだが、結局3席しか確保できなかったのは前回書いた通りである。

その3席分は想定どおりで別にヘンなところはなく、単にソウル経由だというだけだ。成田からソウル(仁川国際空港)に飛び、そこで2時間ほどのトランジットを経てホノルルに飛ぶ。ソウル – ホノルル間は直行便である。

問題は残りの2席の方だ。できればホノルル国際空港で待ち合わせをしたいので、往路の到着時間で検索してみたところ、わずか30分のずれで同じ大韓航空の別便があることがわかった。エアラインをそろえれば、復路は混んでいないので同じ便でホノルル – 成田の直行便が取れる。つまり、行きはばらばらだが、空港で待ち合わせた後は一緒に行動ができる。

これはいいや、ということで、その便で予約することにした。午前中に羽田を出てソウルに飛び、5~6時間のトランジットを経てソウルからホノルルへと飛ぶ。トランジットタイムでちょっとした韓国観光もできそうで面白いじゃない、ということで早速ブッキングして、即時に発券した。

しかしこのチケットは、僕の想像を超えた珍妙なチケットだった。

まず、行きのソウルでのトランジットが空港が違っていた。羽田発で到着するのは金浦国際空港である。一度イミグレーションを通って韓国に入国し、そこから電車やバスで仁川国際空港に移動するのだという。

まぁトランジットも長いし、韓国の街に出るのも面白い。それにこれはチケットにそう書いてあるのだから、文句はない。問題はソウルからホノルルまでのフライトだ。

チケットには経由地情報は書かれておらず、直行と読める。しかしeチケットをプリントアウトしてよく見てみると、ソウル – ホノルル間の所要時間が異様に長いのである。

長い分にはゆっくり寝られるからいいや、と思って一度は納得したのだが、だんだんと気になってきて、発券の翌日、大韓航空に電話で問い合わせてみた。すると案の定、この便はソウル発成田経由のホノルル行きなのだという。

しかしそれだけではなかった。電話口で担当者は申し訳なさそうに言うのである。「成田では機内清掃などがございまして、一度降機していただくことになります」

これには腰が抜けるほど驚いた。なんと東京からホノルルに行くのに、羽田 – 金浦 – 仁川とまわって、一度成田で日本の地を踏まねばならないというのである。およそ12時間もかけて、韓国を往復して羽田から成田に移動するだけのフライトを予約していたことがわかり、僕はしばし呆然としたのだった。

チケットには成田経由なんて書いていないし、こんなヘンな航空券を売っているJTBを恨んでみたが後の祭り。既に決済も発券も済んでしまっている。

ただ、腐っても正規割引航空券なので、手数料さえ払えばリスケもできるし払い戻しもできる。払い戻しは2万円なので、条件のよい格安チケットが出たら乗り換えも視野に入れて毎日Skyscanner(スカイスキャナー)を見ているのだが、出てくるのはJALのオトリ物件とアシアナ航空便ばかりである。

6 comments

  1. はじめまして。
    ちょうど先週、大韓航空KE1便にて成田→ホノルル、KE2便にてホノルル→成田を利用しました。
    確かにソウルからKE1便に乗って来た客は、成田でいったん降機させられていました。
    そのチケットのソウル→成田を捨て、成田から乗れるのなら嬉しいのですけれどね。

    ただし、KE1/KE2の機体は新しくすこぶる快適なフライトでした。
    日本語吹き替えの映画もそこそこあり、私は話題の「gonegirl」「whiplash」を楽しみました。
    CAのサービスも日本の航空会社と遜色ないと感じました。
    ビールはバドワイザー、スーパードライ、韓国ビール2種(MAXともう一つ)がありました。
    食事ですが、行きはビーフ、ポーク、ビビンバからの選択、帰りは1回目にはビビンバがありましたが、2回目は選択肢に
    ビビンバはありませんでした。妻の選んだ、ポーク、魚、チキンをそれぞれ味見しましたが、やはりビビンバがおいしかったです。

    トラブルも旅の思い出ですので、話のネタとしてソウルからのKE1搭乗もよろしいのではないかと(人ごと、ですね・・)、思ったりしています。

    どうぞ楽しい旅となりますようお祈りしております。

  2. 発券クラスが不明ですが、今回の大韓航空のマイルをハワイアン航空のマイレージプログラムに付けて、
    近い将来のハワイ島間便で使えばよいわけで、わざわざ寄り道をしたというより、マイレージ獲得の
    ために修行したと考えてみては?

    ハワイ諸島で一番おすすめなのはハワイ島(Big Island)ですよ。

  3. 大韓航空でのマイレージをどこに付けて、どのように使うべきかは、スカイチームについてあまり詳しくないのですが、
    うまくやれば、1回のハワイ旅行が次回の島間便ぐらいにはなります。足らなければ、少し買い足すことのできるマイレージ
    プログラムもあります。

    ハワイ=ワイキキと考えている方にこそ、ネイバーアイランドにも行ってみてほしいですね。同じハワイでも全く違います。

  4. 前スレッドで少し炎上していたみたいですが、現在タンタラスの丘へはリムジン乗り入れはできません。
    それと、ラニカイビーチとカイルアビーチは業務用車輌の乗り入れ規制が厳しくビーチの近くの駐車場には
    入ることができなくなりましたのでカイルアタウン側での乗り降りとなり、徒歩で向かって頂くことになります。

    http://www.hawaiian-dream.net/sscharter.html

    だから、ドクターの言うようにリムジン利用が一概に便利というわけではないそうです。

  5. 「運転手付き最新リムジン一日貸切島内観光」です。
    http://koki.cocolog-nifty.com/kokilog/2007/04/post_2a93.html

    最新型リムジンで約7時間、運転手が
    オアフ島の様々な観光スポットを案内してくれました。
    これが実際に乗ったリムジンの写真です。

    全部で$180(約21,500円)でした。

    別途チップや税金を払っても$210位(約25,000円)ですかね。
    昔の型のリムジンなら$150だそうです。

    これだけ安いのはオアフ島での
    競争が激化しているからだと思います。

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