ヒルトン名古屋は昨年からずっと客室のリニューアルをちょこちょこと進めていたのですが、この3月に全客室のリニューアルが完了しました。一番安い「ヒルトンルーム」が最後に改装されたので、昨年のレポートでは古いタイプのお部屋だったんですが、このほど新装のお部屋に宿泊したので、そのレポートをお届けします。
(いまさらですが、改装前のレポートはこちら)
resortboy's blog – リゾート会員権ブログ – ヒルトン名古屋のヒルトンルーム(ツイン)
ヒルトン名古屋は、和室やスイートなどの特別室を除くと、低層階のヒルトンルームも、高層階のデラックスルームやラウンジアクセスが可能なエグゼクティブルームも、基本的なお部屋の使用は共通です(プレミアムエグゼクティブルームというのがあって、それだけ水回りが差別化されています)。ですから、相対的には一番安いヒルトンルームがお得だろうというのが僕の見解です。
今回のリニューアルを一言で表現すると、どこかで聞いたような言葉ですが「スタイリッシュな和モダン」ということになると思います。
ホテル側の説明によれば、名古屋と言えば名古屋城、ということで、ヘッドボードは名古屋城の屋根を、カーペットはお城の石垣を、そして壁紙は城壁をイメージしているといいます。
そう言われてよく見てみると、カーペットは遠目だと洋風に見えますが、近寄ると和のテイストの柄が使われているのがわかります。また、壁紙も真っ白に見えて実は小紋柄になっていて、粋を感じさせる仕上がりです。
窓側には大きなテーブルがあって、どうして石の素材?と思ったものですが、「城」というストーリーの中でとらええると、なるほどという気がします。
アクセントカラーとしてはオレンジが用いられていて、什器の引き出しの中もこの色になっています。
これらを包むお部屋全体は、ウッド素材を多用し、間接照明が主体のライティングによって、カッコよさとホッとする要素がうまく融合している気がします。エクシブの押しの強さとはまた違う良さですね。
細かな使い勝手も上々で、例えばベッドサイドのテーブルはトレイ状になっていて、小物が落ちないように工夫されていました。
スマホの充電なんかも、もちろん枕元のUSBポートでできるわけです。もはや当たり前の仕様と言えるでしょう。
水回りも一新されてピカピカ。
ただ、バスのガラスの間仕切りは、見かけだけで実用性は今ひとつという印象でした。
というわけで、非常に満足のいくお部屋でしたが、ウェルカムクッキーは廃止になったみたいで、そこがちょっと残念です。