九份で食べたいローカルフード、きりがないので今回で最後にしますが、ここ数年で人気が急上昇のクレープアイス「花生捲冰淇淋」を紹介します。これは特に九份でないといただけないというわけではなく、台湾各地の夜市にもよく屋台が出ているスイーツです。
九份の紹介でよくこのスイーツが出てくるのですが、他の伝統料理とは違って「九份が観光地化した結果、ネットやテレビ、雑誌などで見栄えがするスイーツが人気化した」というのが真相ではないかと思います。
この花生捲冰淇淋(ファシェンジュエン・ビンチーリン)とは、冒頭の写真にあるように、薄く焼いたクレープの上にピーナツのフレーク(実際には奥に見えるピーナツ飴をカンナで削ったもの)を敷いて、その上にアイスクリームを乗せてラップして食べるスイーツです。
九份でこれがいただけるお店は「阿珠雪在燒」という店なのですが、数年前までは麺のお店の店頭でアイスを売っていたのが人気化して独立したお店です。というわけで、先にその麺のお店に行きました。
「九份老麺店」というのがその店で、こちらも普通にお薦めの古くからあるお店です。台湾を代表するソウルフード「牛肉麺」で有名ですが、牛肉麺は別のところで食べることにしていたので、ここではメニューの2番めに出ていた「排骨麺」(80台湾ドル、約300円)をいただきました。
あっさりスープと平麺で、牛肉麺の力強さとは違った味わいで美味しかったです。
話を戻してクレープアイスです。この九份老麺店の斜向いに「阿珠雪在燒」があります。
店頭にはFacebookのQRコードが大きく掲載されていて、こういうのがネット時代の人気化の秘密だよね~と納得。思わず「いいね!」したくなる写真、ということですね。
(Facebook)九份阿珠雪在燒 A-Zhu Peanut ice cream roll (花生捲冰淇淋) – ホーム | フェイスブック
(Instagram)九份阿珠雪在燒 A-Zhu Peanut ice cream roll (花生捲冰淇淋) • Instagram photos and videos
注文すると、パクチーを入れるか、入れないかを聞かれました。悩んでいると、パクチーを半分入れて、もう半分には入れないように作ってくれて、真ん中で切って渡してくれました。
中国大陸から移動してくると、こうした台湾の人の細やかな気遣いはかな~り際立って感じられます。台湾の人、マジ親切!
値段は40台湾ドル(約150円)でした。味の方は見ての通りで、これが美味しくないわけがない、という感じです。パクチーも自然にマッチしていました。