サンメンバーズひるがの、Happy Planの夕食

にわかにHappy Planや大感謝プランなどの、特売プランが本サイトで話題になっています。今日はそれに関連して、サンメンバーズひるがので提供されているHappy Planの夕食についてご紹介します。ひるがのの場合、レストランは1つでメニューバリエーションの準備にそれほどの余力がない運営のため、Happy Planでも通常の夕食を「お安く変形」したものとなっていました。

まず、ベースとなるコース（御膳）を、公式サイトから引用します。

（引用元公式）カジュアル料理「飛騨牛朴葉味噌焼き御膳」｜お知らせ｜サンメンバーズひるがの｜リゾートトラスト株式会社

2023年4月1日～2024年3月31日の期間、5,000円＋＋で提供されている、同ホテルで最もよく出るお膳出しの夕食です。

Happy Planはこれのサブセットとなっています。Happy Planの場合、コース名は「奥美濃古地鶏の朴葉焼きとキトキト盛り御膳」と銘打たれています。

Happy Planで出たお料理の、実際の写真が冒頭のものです。どこが違うのか、見ていきましょう。

まずメインのお肉が違います。通常コースは飛騨牛であるのに対して、Happy Planは地鶏となっています。

次にお造りです。通常コースにはうにが乗っています。一方、Happy Planではうにはありません。ただ、お造りのお魚自体が違っていますので、メインのお肉のように明確な違いはないように感じます。ここはイーブンとしたいと思います。

違いはもう1つありました。通常コースには南蛮漬けのような小鉢が見えますが、Happy Planでは出ませんでした。もしかしたら忘れたのかもしれませんが、ここは省略されたと判断します。

これら以外はおそらく同じだろうと思います。

デザートも微妙に違いますが、これも季節要因でしょう。

以上のように、1,000円＋＋の差を、主にメイン料理で付けた形となっており、全体の構成は同じです。5,000円＋＋の通常メニューも十分にバリューが高いと思いますし、またHappy Planの4,000円＋＋という設定も納得できます。

サンメンバーズひるがのでは、このように通常メニューの変形という形でコストダウンをして、1泊2食7,700円というHappy Planの低価格を実現しています。この手法以外にも、例えばリゾーピア熱海では、一般客向けに提供していたメニューを会員向けに転用して、Happy Planに組み込んでいます。

このように、Happy Planの夕食に対する姿勢はホテルの経営スタイルによって違いがあります。上記の2ホテルで言うと、小規模なサンメンバーズひるがのは会員利用がメインであり、一方のリゾーピア熱海は大規模ホテルなので会員制と一般客を同等にとらえた運用であると感じます。そのスタイルの違いが会員向けのHappy Planの設定にも現れているのは興味深いです。

これもまた、リゾートトラストがいま抱えている「会員と一般」「個人と法人」というダブルスタンダード運営の現れと言えましょう。