リゾート会員権はなぜコロナ禍で好調なのか

バレンタインデーの今日、リゾートトラストの2022年3月期、第3四半期の決算説明会がありました。その資料を見て、なんとなく予想はしていましたが、僕はまたもや打ちのめされてしまいました。

同社の業績は絶好調です。いろいろと面白い話題はあるのですが、今日は決算発表資料から同社の会員権契約高データを見ながら、「なぜコロナ禍で会員権が売れるのか」ということについて皆さんと考えてみたいと思います。

まずはこちらのデータをご覧ください。同社の会員権販売は、第3四半期までの累計で、過去最高の契約高を更新しました。中でも6月21日に発売したサンクチュアリコート高山の契約高が約6カ月で306億円と、絶好調でした。

(画像出典:リゾートトラスト決算説明会資料)

ホテル契約高の過去の記録を紐解くと、2015年の芦屋ベイコート倶楽部の発売時に、第3四半期までの累計が507億円だったのが最高でした。今回はそれを1割ほど上回っています。メディカル会員権も56億円とやはり過去最高です。

次に、会員権の契約高データを見てみます。表は第3四半期までの累計契約高の明細です。高山はすでに半年で6割ほども売ってしまいました。事業規模が違うとはいえ、東京ベイコート倶楽部が開業時に4割しか売れていなかったことを思うと、隔世の感があります。

(画像出典:リゾートトラスト決算説明会資料)

また、昨年はほとんど売れていなかった(というか、湯河原離宮では買い取りをしていたようで売上がマイナスでした)、エクシブ六甲サンクチュアリ・ヴィラとエクシブ湯河原離宮もよく売れています。湯河原は計画を下回っていますが、この調子であれば完売も近そうです。

最後に、誰が高山を買っているのか、というデータです。

(画像出典:リゾートトラスト決算説明会資料)

こちらを見ると、8割以上が法人による購入です。これは実に興味深いデータです。

法人というのはいったいどういう規模のところなのか、データがないので想像に頼るほかありませんが、個人経営に近いようなマイクロ法人の代表者が、ご自身のために購入しているのでしょうか。また、高山は同社で初めて定期借地権を利用した50年の期限付き会員権なので、税務的に年次の償却が認められるとか、これまでとは違う何かがあるのでしょうか(まぁ50年も先のことまで考えて節税対策などしないと思いますが…)。

ここからは僕から読者の皆さんへのお願いです。

僕はリゾート会員権を中心にホテル利用の研究を長らく行っていますが、このコロナ禍でのリゾート会員権激売れ現象に関しては、正直、その本質がわかりません。

リゾート会員権には経済合理性がないことは僕の勉強会でも検討していることですし、また、コロナ禍でホテルは安くなっていて、そうした側面からはますますリゾート会員権の価値を説明できません。

都度、お金を払って気ままに好きなホテルを使った方がよほど安いのが現在です。むしろ、リゾート会員権は利用価格の硬直性で敬遠されると見た方が、道理が通るような気すらするのです。そして現実はその逆です。

コロナ禍だからこそ、安心安全が望まれる、という見方があります。施設が広くて充実した会員制リゾートは安心であると。しかし、コロナ禍はいつまでも続くわけではありませんし、むしろ今は会員制リゾートの方が混雑しています。

顕示的消費、という考え方があります。「見せびらかしの消費」と言い換えた方が伝わるかと思います。しかし、リゾートトラストのブランド(エクシブやベイコート倶楽部など)はそれほどのポピュラリティのあるブランドではありません。「どこどこに泊まったよ」と「見せびらかす」には力不足であり、この点からもあまり説明が付かないように思います。

このように見ていくと、つまりは、購入した方の満足を背景にした実需で売れている、としか言いようがないわけです。

質問です。どうして皆さんはリゾート会員権を買ったのですか? また、リゾートトラストの会員権がこのご時世で最高契約高を更新していることは、何が理由だと思われますか?

皆さんからのご意見を、心よりお待ちしています。皆さんと議論をしたいので、以下のコメント欄に直接書いていただきたいのですが、このほどコンタクトフォームを設置いたしましたので、公開されるのは気が引けるけれど言いたいことはある、という方はそちらからぜひお願いします。

Contact – resortboy’s blog – リゾートホテルとホテル会員制度の研究

28 comments

  1. もともと古いエクシブ会員権を保有していて、ちょうど高山へのグレードアップ買換の提案を受けた零細企業経営者です。
    いつも参考にさせて頂いておりますのでたまにはということで私なりの考えをお伝えします。

    一つには零細企業経営者は役員報酬を抑えつつ可処分所得を増やしたいので、会社のお金で会員権を買って年会費を払い、利用料のみを個人の支払いとするならば、個人の支出としてはリーズナブルなのではないかと考えています。

    と言うのと、正直色々なホテルを調べるのが大変なので、どこを選んでも外れがない安心感のある会員制ホテルの良さというのもあると思います。

    Resort boyさんはいつもとても詳しく調べられててすごいなと思いながら参考にさせてもらっていますが、自分ではそこまでなかなかできないので、取り敢えず外れのないエクシブ系列に行っておこうとなることが多いです。

    なお、買い替えはせず古い会員権のままにしました。

    一意見としてご参考になれば幸いです。

  2. エクシブ、ゴルフクラブ、離宮、ハイメディック、高山その他オーナーです。

    いつの間にか、コンシェルジュ的な担当が付いて、ネット予約等しなくても、電話やメールで全て抜かりなく手配を遂行して下さいます。

    更に、誕生日や記念日のサービスも抜かりありません。

    各施設利用時は、オーナー専用ディスクでのチェックイン、アウト、フリーラウンジ利用等、オーナーで有る事へのステイタスも多分に味わいます。

    周知の通り、ホテルの部屋、食事のクオリティとサービスを鑑みるたら、非常にお得です。

    で、ここからですが、このコンシェルジュから情報を得た営業部隊が更にサービスをしてくれるので営業しに来られるともう断れないのです!

    なので、気がつけばリゾートトラストスパイラルに嵌ります!

    しかし、何処の施設も、怒鳴り声やマナーの悪い方をお見受け致しませんので、やはり安心して気分良く利用出来るのが最大の魅力で次々会員権を増やしてしまいます!

  3. ひろしさん、六甲は8号棟2階が1番。さん、いらっしゃいませ。大変貴重なコメントをありがとうございます。大変参考になり、なるほど、と感じております。

    忙しい経営者オーナーさんには、ホテル利用金額を最適化しようというタイプの(経済合理性が先に立つ僕のような)考えはあまり大事ではなく、むしろエクシブなどの安定感のあるサービスを、継続的に提供してくれている「仕組み」こそが、会員権(会員制リゾート)の価値である、とおっしゃっているように解釈しました。

    その継続性を支える「仕組み」として同社営業各氏のコンシェルジュ的なサポートがあり、その延長にはやはり買い増しやアップグレードといった出費の勧誘も当然あるけれども、そのサポートにこそ価値があるのだから追加支出にも合理性がある、といった感じでしょうか。

    ちょっとうまくパラフレーズできていないと思うので、同種のご意見の方はまた別の表現で語っていただければと思います。

    また、いろいろなご意見を伺いたいと思いますので、僕のようにセルフサービス的に(営業さんに見捨てられている?)ご利用の方のお話もうかがってみたいです。

  4. 古いエクシブ所有者です。離宮が好きなんですが、平日に休めない仕事なので結局全然エクシブを使っていません。もったいない数年が過ぎました。
    確かに子供が幼い時分は使ってました。(古いエクシブは土日泊も空いててプールがある)
    年を取ったら高速を運転して遠くのエクシブに行くのが、気持ちしんどいんです。電車タクシーも、そこまでするなら違う所に出掛けたい。ってなる人は私以外にもいらっしゃるはず。
    時間にも金銭的にもかなり余裕の有る方は楽しめるんでしょうね。高いけど食事やお酒は間違いなく美味しいし、顧客など仕事で使う時その間違いなさから、持ってると便利なリゾートトラストなんでしょうね~。
    オーナーの子供や孫にも視点をあてはじめ、次世代のオーナー作りに心配る所や、医療や老人施設など作ってお金持ちの懐の出し具合をよくよくご存知だなと感心しています。経営アドバイザーの腕が良いのかな?
    あと、海外ラインナップを豊富にしてほしいなと願います。

  5. こんばんは。
    法人が8割を超えていることを鑑みると、やはり無尽蔵にばら撒かれた給付金や休業補償が流れ込んでいると想定されます。
    リゾートトラストも減価償却できる会員権を量産していることから、出来レース感も否めません。

  6. 自称ヘビーユーザーです。
    六甲は8号棟2階が一番さんは凄いですね。六甲さんのように余裕のある裕福なオーナー様が多数おみえになるのがエクシブベイコートの特徴なのでしょう。
    リゾートトラストは恐らく綿密に下調べをした上でこれはと見込んだターゲットに猛烈な営業攻勢をかけて次から次へと会員権を購入させているのでしょうね。僕も営業攻勢を受けたのですがリゾートトラストの見込み違いで営業に対して猛烈なクレームを入れ、撃退致しました。営業のあまりの節操のなさに呆れました。
    ただ本当の富裕層に対してはこの営業方法が極めて有効なのだろうなと思っています。
    コロナ禍ですがまだまだ日本には裕福な企業や人間が溢れているということなんだろうと思います。

  7. 人生楽しさん、いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。

    いただいたコメント、とても身に覚えのあることばかりでした。

    > 高速を運転して遠くのエクシブに行くのが、気持ちしんどい

    僕はもはやクルマも手放してカーシェア暮らしなので、エクシブへはレンタカー利用となっています。個人差はあるものの、一般に50代以降になると「移動コスト」(費用よりむしろ負荷という意味合い)が重要になってくる気がします。

    その意味で都市型リゾートのベイコート倶楽部は個人的には好ましい流れでしたが、建設できる立地が非常に限られる企画でしたので、開発事業としては短命に終わりました。

    > 高いけど食事やお酒は間違いなく美味しいし、顧客など仕事で使う時その間違いなさから、持ってると便利

    まさしくその通りだと僕も思いました。同業他社にない価値をRT社が提供しているのは事実ではないでしょうか。

    ヘビーユーザーさん、いらっしゃいませ。これまた的確なコメントを頂戴しました。

    > まだまだ日本には裕福な企業や人間が溢れている

    まさしくここですよね。この市場を捕まえているドメスティック企業として、RT社は極めてユニークな存在ではないかと思います。同社の営業スタイルには、僕はいい印象を持っていませんし、過去にトラブルも経験しました。今は2020年代で、僕がいやな思いをした2000ゼロ年代とは2ディケイドも違いますから、荒っぽい手法は鳴りをひそめていると思いますが、おそらく本質は変わらないのだろうと想像します。その本質とは何かっていう話はまた今度。

    ところで、例えば今話題にしている同社の営業スタイルに対してコメントされたい方は、おそらく公開の場で発言なさることに躊躇があるかと思います(匿名の発言とはいえ)。ぜひ、新設されたコンタクトフォームからもご意見をお寄せください。

    コンタクトフォーム

    さっそくこのスレッドの議論に関連して、RT社よりも東急を選択した方からの貴重なご意見をいただきました。東急の話はスレ違いとご判断されてコンタクトフォームからコメントを頂戴したのだと思います。このような使い方でぜひご利用ください。

    いただいたコメントはすべて拝読し、サイト運営の糧とさせていただきます。

  8. 久しぶりにコメさせて頂きます。
    自身、小企業の経営者ですが、会員権を会社の所有にはしておりません。

    使用価値と所有価値なんて言葉があるようです。
    使用価値を目的とする人は、経済的合理性を求めるのかもしれません。
    では所有価値(ブランド品やスーパーカーのような)を目的とする人は、優越感や社会的ステータスの為に所有するのか??事はそんなに簡単ではありません。例えば自分は、会員権を所有する事を隠します。でも会員権を所有する事を話す場所があります。つまりここ(resortboyさんのブログ)であったり、会員が集うSNSです。つまり個人としては、コミュニティに所属する所有価値みたいな感じかな?なんて思います。そこでの価値共有が目的でしょうか?

    これが、法人所有となると事情が違いそうですね。

  9. カミーさん、コメントありがとうございます。「所有価値」、大事な論点ですね。

    僕がエクシブ会員になったのは2000ゼロ年代の前半で、自分も30代でしたから、なんとなくその行為に緊張したものでした。何か新しい世界の扉を開くような。

    でも今は普通に(このサイトもそうですが)、会員権の実態についての情報がネット上にあふれていますから、50代になった自分がいまエクシブ会員になっても別に緊張したりしないんではないかな。それとも、まだ秘密めいた世界なのかな?

    昔は秘められた魅力みたいなものが確かにあったように思うのですが、今はどうなんでしょう。カミーさんがおっしゃるように「会員権持ってるぜ」なんて話したら、いまの常識ではツッコミどころを相手に与えているようなものですから、普通は話したりしないし、まさに自己満の世界。その「自己満力」を高めるための道具として優れているのがリゾート会員権、でしょうか。

    ところで、この場所は皆さんがそうした抑圧から開放される「いい場所」なのでしょうか。そうお感じになった方はどしどしコメントをくださいね。

  10.  経済学者、ライベンシュタインが1950年に論文「消費者需要理論におけるバンドワゴン効果、スノッブ効果、およびヴェブレン効果」(1950)の中で、バンドワゴン効果、スノッブ効果、ヴェブレン効果という三つの概念を提示しました。

     バンドワゴン効果は、「人が持っているから自分も欲しい、流行に乗り遅れたくない」と言う心理が作用し、他者の所有や利用が増えるほど需要が増加する効果です。「バンドワゴン」は行列の先頭をいく楽隊車を意味し、「バンドワゴンに乗る」とは、時流に乗る、多勢に与するということを意味します。他者との同質化願望が背景にあり、多くの流行やヒット商品にバンドワゴン効果が作用しているといえます。

     スノッブ効果とは、「他人とは違うものが欲しい」という心理が働き、簡単に入手できないほど需要が増し、誰もが簡単に入手できるようになると需要が減少します。他者との差異化願望が背景にあり、限定性や希少性が価値を持ちます。

     ヴェブレン効果は顕示効果ともいい、米国の経済学者・社会学者、ヴェブレンが「有閑階級の理論」(1899)の中で、黄金狂時代の米国の有閑階級に特徴的だった、「見せびらかし」の消費(顕示的消費)について言及したことに由来します。高額ブランドを購入する心理の説明としてよく使われています。

    https://www.jmrlsi.co.jp/knowledge/yougo/my10/my1033.html

  11. >リゾートトラストの会員権がこのご時世で最高契約高を更新していることは、何が理由>だと思われますか?
    コロナ禍でも高級外車が売れているというニュースを良く目にしました。富裕層の方は、昨年までならもうかっていたであろう株の利益やそもそもハワイ等海外旅行を計画していた分の余裕資金があったのではないかと思います。そこにR社の営業力が加わって上の方のように一人の方が何口も追加購入しているのか?、ユニーク会員数がそもそも増えているのかは分かりませんが。

    >どうして皆さんはリゾート会員権を買ったのですか?
    私は富裕層でもなんでもないですが、子供も成人しているのでそんなに大きな部屋はいらないものの普通のホテルに比べれば豪華で十分広い、食事も高いと思えば無理して中で取らなくてもいい(1泊2食を強要されない)し、共用の風呂は素晴らしい施設が多いし、カフェも基本無料ですし、何よりホテルマンのホスピタリティは素晴らしいと思います。次の関東関西の開業予定候補どこですかね?、鬼怒川or房総?。関西はまた琵琶湖なんですかね?、本当は沖縄が良いのですが。そんな楽しみもあります。

  12. 《海外から国内への回帰》

    resortboyのブログに集う人たちは凄いですね。皆さん、知性・教養・資産・経験が溢れています。これは本ブログの財産ですね。末永くお付き合いできれば、と願っています。さて、今の私の素朴な気持ちを適当に書きます。

    海外旅行大好きシニアにとってコロナのパンデミックは「老い先短い将来」の方向を変えるくらいのインパクトがあったのでは?と推測します。シニア世代にとっては老後の「元気な3年間」は貴重です。この先、いつ病院に長期滞在するか分かりません。この貴重な3年間が失われました。

    さらに、いつコロナが収まり、自由に海外に行けるようになるか、全く分かりませんね。海外旅行のリスクが以前とは比べようもなく大きくなり、そのリスクを乗り越えてまで海外旅行したい、という意欲が湧いてきません。さらに、海外のインフレです。安くて豪華で安全であれば気楽に飛び立ちますが、高くてリスクのある海外旅行はちょっと‥‥?

    一方で、国内のホテルは格安で高品質で快適です。何も問題なく過ごせます。さらに「リゾートトラスト」の施設なら(客室代金は)安くて、一般のホテルに比べると圧倒的に豪華です。安心・安全・快適・大満足です。かくして、海外旅行から国内リゾートクラブに回帰しようか?という気分になります。国内リゾート会員権には巨大な追い風ですね。

  13. 皆様の様々な角度からの鋭いご分析を、大変興味深く拝読しております。

    私は一族でエクシブ2つとサンメンバーを所有・利用しておりますが、完全に実需に即した所有利用となっており、皆の満足度が高い状況です。

    なお、私は零細事業主ですが、エクシブを接待で使うことはなく、プライベート利用のみです。

    もともと家族旅行に高い価値を置く一族なので、エクシブがなくても相当額を旅行に投じるタイプです(その意味で旅行への最低投資額は高め)。そしてごく普通の庶民かつ旅行頻度が高いため、一泊10万円を超えるような宿は、ちょっと選択肢に入りません(その意味で一回の旅行への最高投資額は低め)。

    このようなタイプの人間にとっては、エクシブは本当に「ちょうど良い」のです。
    広くて快適な部屋と間違いのない美味しい食事を、安すぎることはないかもしれないけれども高すぎることが絶対にないという安心感のもと満喫できるのですから。

    快適なホテルステイと、美味しいレストラン体験が、営業さんに電話でお願いするだけでいつのまにか準備されているのも、時間のない現役世代にはありがたいのです。一族の誰にもアレンジの負担がかからないので、家族親族旅行の機会損失がない点もポイントが高いです。

    同じような観点から大喜びで会員権を活用しておられる個人オーナーも大勢いらっしゃるのではないかな、と予想しています。コロナをきっかけに同じような思いに至った方が新規に購入されているとすれば、お仲間が増えた気持ちで嬉しいことだと思っています。

  14. こんにちは。皆様の投稿、とても勉強になります。

    昨年東京ベイコート中古を購入し、半年が経ちました。比較的客層が安定している(一定以上の所得があり、ウルトラ金持ちはそれほど多くない)ところが、安心して利用できるポイントだと感じています。

    一般ホテルとの一番の違いは、お客をホテル側が選べる(入会審査がある)ところ。旅行先で嫌な思いをしたくない、という顧客のニーズを実現できる、上手い方法です。

    もちろん会員数(潜在利用者)を増やす事は大切ですが、会員の質をキープする事の方が重要です。リゾートトラスト社は体験宿泊すら実施しておらず、自社の価値観に合った顧客(=別施設からのアップグレード)をメインの販売対象にしているのか?とさえ感じます。

    また、貴掲示板のようなコミュニティの存在も大きいです。現実社会では、子供の頃から「勉強が出来ること」「経済的に恵まれていること」は人前で隠す習慣がついていますが、コミュニティ内では比較的気を緩める事が出来ています(オープン掲示板なので、一定の配慮は必要ですが)。
    管理が行き届いており、他人をdisる人がいないのも居心地の良さの元。この場を借りて、resort boy様に感謝を申し上げます。

  15. のぶぱんさん、コメントありがとうございます。ご自身の会員権に関するアピールポイントをご紹介いただいて感謝です。いただいたコメントに少し補足させていただきますね。

    > ユニーク会員数がそもそも増えているのかは分かりませんが。

    これについては「新規率」という概念があります。RT社は同じ人がいくつも会員権を買うケースが多いので、ずっと契約口数に対する新規顧客は5割を切っていました。以下の記事でその話題を取り上げています。

    (続)コロナ禍で勢い増す会員制ホテル販売|リゾートトラスト – resortboy's blog – リゾートホテルとホテル会員制度の研究

    これがコロナ禍で急に改善して、新規率が上がっています。ただ、これは記事で紹介している法人率の割合が高いことと無関係ではありませんから、実際のところはどれだか改善しているのかな、という感じです。

    それから次のホテル開発についてですが、早ければ3月にも次期関西物件の発売が発表されます。関東については2022年度の後半に発表が見込まれています。

    ベイコート倶楽部が収束して、サンクチュアリコートは第一弾の高山がかなり変わった案件でしたので、この2物件がどうなるのか、僕も注目しています。

    funasan、「貴重な3年間が失われました」というコメントには重みを感じました。3年では終わらず、5年になる可能性も十分あります(なにせこの3年で今が一番感染拡大がひどいし、普通のホテルも一番安いです)。

    「国内リゾート会員権には巨大な追い風」という点には、僕は異論があります。ちょっとコメント欄ではコンパクトに書けないので、このテーマを胸に置いて記事を書いていきますね。会員権は現実には豪華さに振った東急とRTしか目立った形では存続していないですし(あとは東急の変形のプリンスとか東急バケーションとか)、レガシー会員権(名前は挙げませんが)は衰退の一方です。開発余地のあるのはペット対応で、セラヴィはそれがあって生き延びましたが、もとのホテルが好きだった人にはいい迷惑みたいです。豪華路線とペット対応は両立しづらく、そこにはブレイクスルーが望まれます。

    おー、長くなってしまった。一度区切ります。

  16. きのこさん、コメントありがとうございます。ファミリー利用での理想像のような形でエクシブをお使いのこと、すばらしいまとめをいただきまして、ありがとうございます。僕の主唱しているホテル利用学はファミリーを土台に考えている(考えてきた)ので、とてもハマるご意見でした。

    「家族運営として」
    「旅行に対する価値評価が高いので旅行頻度が高い」
    「そのため旅行予算の総額は大きい」
    「その価値を継続させるために個別旅行の投資額は抑えたい」
    といったご指摘は、リゾート会員権を考える上で、とても普遍的な概念ですね。

    また他の方からのご指摘もありましたが、RT社営業のコンシェルジュ的役割も、そうした家族の営みの中では大事になってくるというお話もすっきりと理解できますね。

    belairさん、コメントありがとうございます。「会員の質」という点にポイントがある、というご指摘ですね。そこはリゾートトラストもまさに注力しているところで、同社もアピールしている部分かと思います。

    エクシブではタグラインで「PRIVATE RESORT」とうたってきましたが、一方でオーナーとゲストの料金が同じであるなど、紹介利用にも配慮したものでした。

    ベイコート倶楽部ではそれが一歩進んで「完全会員制」とうたうようになり、東京や横浜ではゲスト料金がかなり高い印象です。他の原因も大きいですが、このことも影響してベイコート倶楽部は稼働率が低いです。サンクチュアリコートでは引き続き完全会員制を称していますね。

    こうして優良顧客を囲い込むことで同社は成功している一方、そうはならない一般ホテルは手放す方向です。しかし、囲い込んだ顧客が熱心に旅行をする期間は一般にはかなり短いので、稼働率の低いホテルが次々とできることにもなる。非常に難しいビジネスであり、今は絶好調ですが、今後どうなっていくのかが非常に興味深いところです。

  17. 八瀬離宮オーナーです。長引くコロナ禍において、なぜ経済合理性を欠くリゾート会員権が売れるのか? RT社の会員権は安い価格帯でも日本車1台、スーパースイートともなればバージョンでも高級輸入車並みのお値段ですから、会員権販売の好不調は富裕層の懐具合や消費性向に大きく左右されます。2021度については米国を中心に株式市場が絶好調でしたから、会員権に限らず高級車などへの富裕層の購買意欲は総じて強かったと言えます。コロナ前なら年数回海外旅行へ出掛けていた富裕層にしてみれば、海外渡航できないわけですから、消費の矛先は国内高級リゾート地へと向かいます。沖縄のリゾートホテル建設ラッシュはその象徴です。高級輸入車のセールスは車載半導体不足でSUVを中心に在庫不足で苦戦、デパート外商はコロナ禍対策で戸別訪問を手控えるなか、サンクチュアリーコート高山のような目新しい商材を抱えるRT社が持ち前の営業力を武器に善戦したといったところではないでしょうか。中部地区ですから鳥羽や琵琶湖などオールドエクシブのオーナーにグレードアップを持ち掛け、買換え購入組も一定数いるように思います。しかしながら、いつまでもhit & away戦法では長続きしません。中長期的に見て、RT社が焼畑農業的なビジネスモデルを改めないかぎり、先行きは昏いと言わざるを得ません。

  18. サンクチュアリーコート高山の会員権が販売開始から半年余りで7割方売却できた大きな要因は、50年の定期借地権付き案件だったことです。定期借地権付きであれば法人が購入しても<不動産>として資産計上する必要はなく、50年間均等償却して費用化することができます。従業員の福利厚生にも資するため、法人による購入が大半を占めたと伝えられます。スイートナーとしてベイコートの相互利用も認めていますので、これも販売促進に寄与したものと推測されます。resortboyさまがかねてより指摘されているオールドエクシブの老朽化に伴うサービス低下問題や区分所有者数及び議決権の4/5以上の決議を要する建替えといった経営課題をクリアできる、定期借地権付きリゾート会員権販売が今後のRT社の主流商品になっていくのではないでしょうか。

  19. Route66さん、コメントをありがとうございました。僕もおおむね同じニュアンスの意見を持っております。「焼畑農業的」とは言い得て妙ですね。

    リゾートトラストの会員制ホテルで建て替えや世代交代が起こったのは、サンメンバーズ淡路島(1978年開業)を建て替えてエクシブ淡路島(1992年開業)にしたくらいで、後は老朽化して閉鎖したか、低空飛行するかになっていて、栽培が終わると他の区画へと移動する焼畑農業と似たものがあるかもしれません。

    ご指摘の内容で僕がこのブログであまり分析的に触れられていないものとしては、株式市場の動向と会員権の売上(というか同社の業績)の連動性です。これは確かにあると僕も考えておりまして、株価の下落が生じるととたんに同社の業績も不調になる傾向があるでしょう。

    東京ベイコート倶楽部が売れなかったのもリーマンショックの影響が大きかったと思います。今後は岸田ショックの影響があるかもしれません。

    市場の不評買う首相 東証最安値更新 尾を引く「岸田ショック」 | 毎日新聞

  20. 正に現在サンクチュアリーコート琵琶湖の購入の最終段階に入った者です。
    バブル真っ最中に社会人になり、専業主婦を経て現在は小さな会社をいくつか経営している個人事業主です。
    最初の段階で東京ベイコートのラグジュアリースウィートを本気で考え、有馬離宮を見に行ったことから営業に紹介され、私はこの時点で琵琶湖が販売されることを知らなかったのですが、まんまと凄腕の営業部長の方が付いてあれよあれよと言う間になんだか契約書にサインしていたという次第です。
    私はパソコンを駆使して東京ベイコートでレッドを使い切ろうと思っていたのですが凄腕営業部長にお任せしたら、フローティングをフル活用して夢のリゾートトラストライフができる気がしてお任せすることにしました。

    そもそも私がなぜリゾートトラストの会員権、しかもラグジュアリースウィートを買うのか
    ・子どもも大学生になり夫婦2人の時間が増えこれからの長い時間をマンネリ化せずに少しでも楽しく過ごすため
    リゾートトラストのホテルがあれば家族でもいろいろ楽しみが増えますよね。
    ・海外旅行を中心に毎年何度も行っていたが海外の情勢を鑑みると当分は安心していかれないこと
    どなたかも書いておられましたが、この先の数年は私たちアラ環世代にはとても貴重でその間に充実した時間を過ごしたいと考えています。
    ・仕事も含めて国内外の数々のホテルに宿泊してきましたが、最近は星野リゾートなどそこそこなお値段で泊まることができる良いホテルもいろいろある、でも施設もサービスも値段もそこそこです。
    だから私は新興のホテルより老舗のホテルがいいなぁと最近つくづく思います。
    でもこれをリッツカールトンなどの一流ホテルだとラグジュアリースウィート同等の部屋なら1泊数10万〜数100万かかってしまいます。
    ここのラグジュアリースウィート以上なら非日常の唯一無二な滞在ができる。
    だから私にはルームチャージが激高でないラグジュアリーが最適なんです。
    それよりも下のグレードなら他のホテルでも代替が効くと思っています。
    ・もしも飽きる時が来たら何分の1かにはなると思いますが売ることもできる。
    飽きるまでの楽しみにお金を払う気持ちで買おうと思っています。

    長くなりましたがresort boyさんのこのブログがとても心強い教科書になりました。
    いつもありがとうございます。これからも応援しています。
    いちバブル期の女子の意見ですが参考になれば幸いです。

  21. (pq゚∀゚*○)おお!
    サンクチュアリコート琵琶湖ラグジュアリーご成約、誠におめでとうございます。

    琵琶湖は本当に素晴らしい施設になりそうでとても羨ましいです。

    小生、鳥羽&八瀬&軽井沢エクシブ会員のRCと申します。
    上質なものを求める旅人さんのご意見に全面的に賛同致します。
    小生も同年代で子育ても終わってしまい、これからはゆっくりリゾートを楽しみたいと思っております。
    旅人さんもこれから思う存分お楽しみ下さいませ!
    あと余分なことかと思いますが、リゾートトラストの営業はこれからが本番です。
    買い換え買い増しをドンドン勧めてきますのでご注意下さいませ (o≧▽≦)

  22. RC様

    コメントありがとうございます。
    とても高い買い物なのでドキドキしながら、今ならまだクーリングオフで後戻りできるとか
    いろいろ迷いつつの契約です(^-^;
    そんな私の背中を押してくださる心優しいRC様に感謝です。
    またまたこれから営業攻勢がキツくなるんですね。
    断るのがとっても苦手で今から心配です。心して構えたいと思います。
    とても参考になりました。
    ありがとうございました。

  23. 上質なものを求める旅人さん、いらっしゃいませ。フレッシュなコメントをいただけてうれしく思います。RCさん、フォローのメッセージをありがとうございました。

    以下、僕の関心事について書きます。旅人さんのご慶事に水を差す意図はありませんので、研究家の視点ということでご容赦いただければと思います。

    最近導入された「定型約款」という仕組みが、現在どのように契約時に位置付けられて説明されているのかということが、とても気になりました。ごく最近も、ベイコート倶楽部とサンクチュアリコートの契約内容が、この仕組みを使ってネット告知のみで改定されました(この場合は会員に有利になっているようなので特段の問題はないのですが)。

    (公式)2022/04/05 ベイコート倶楽部・サンクチュアリコート 利用規程改定のお知らせ

    上記のような「改良」的な変更ならばよいのですが、他のスレッドで議論しているように、逆に「改悪」的に使われて違法な状態になっている可能性があるため、関心を持っております。以下の記事のコメント欄で話題になったものです。また、この仕組みがあったから、 RTCCの海外交換サービスは書面による通知もなしに、一方的に廃止になりました。

    (関連コメント)年度替わりで盛り沢山の「MY RESORT vol.113」|エクシブの活用術 – resortboy's blog – リゾートホテルとホテル会員制度の研究

    こちらで専門的に解説いただきましたように、同社の運用する定型約款がもし合法だったとしても、契約時に定型約款による契約である旨を当事者同士で合意されなければなりませんので、そこはどんな説明だったのかなと。

  24. はじめまして

    リゾートボーイさんには、ずいぶん助けられた者です
    ありがとうございます

    シニア主婦です

    東急ハーベストビアラ軽井沢をもっていますが、エクシブ SS買い増しました

    その時、うかがったのは、海外旅行に行けなくなってお金使うところを探している方々が、リゾート会員権とか、軽井沢の別荘とか
    外車購入に走ったようです

    暇を持て余したのです

    海外行けなくて、暇になったんです
    東急ハーベストビアラは、関東だと3カ所しかありませんから飽きてきちゃう

    エクシブ 混ぜて、あちこち行くと、いろいろ楽しめました

    コロナ禍でも、泊まりやすかったのもありますネ

    東急と違って営業さんが、適当に事情や、好みをわかってて予約してくれるのは
    東急しか知らなかった私には斬新でした

    正直、東急のチケットは、使わなくなっちゃいました

    孫達小学生も、意見は一緒で、同じ金額のホテル、東急、エクシブ だと

    ホテルはエクシブと、断言してました

    笑笑

    おばちゃんの、独り言ですが〜
    女の人の意見は、家庭内では強いですよ

  25. えみちゃん、いらっしゃいませ。僕のサイトがお役に立てているようで光栄です。

    VIALAからエクシブ買い増し、またはHVCとエクシブの併用、という方はそれなりにいらっしゃると思いますが、東急とリゾートトラストはかなり「芸風」が異なるので、特に女性の方は「エクシブマジック」にはまってしまう方が優勢のように感じられます。

    (別のご意見があればぜひお願いします)

    一度、オフ会か何かでこの両者の芸風についてのディスカッションをしないといけませんね。

    お孫さんが同意見、というのは面白いなぁ。お子さん方にとって、エクシブのどういうところが気に入ったのだろう? やはりオールドエクシブの充実したパブリックスペースなんでしょうか。もしもお子さんが「離宮大好き」という感じでしたらば、僕の想像を超えているので、ぜひ詳細を知りたいところです。

    > 女の人の意見は、家庭内では強いですよ

    バツイチの自分には耳がいたい😅

  26. こんにちは…
    リぞトラ社HPを見ていましたら、エクシブオーナーメニュー エクシブタイムシェアカレンダー(2022年7月以降停止予定)と記載されていました。
    どーゆーことなんでしょ???(-_-;)

  27. sanhanaです。ジューシーママさんの情報、私も心配してました。クラブネット→ブランドで探す→エクシブ→エクシブオーナーメニュー→エクシブタイムシェアカレンダー、と進んでゆくと確かに「2022年7月以降停止予定」となっています。表記手段の間違いであってほしいと思ってます。

  28. ジューシーママさん、sanhanaさん、こんにちは。こちらの右肩部分の情報ですね。

    エクシブ 情報一覧|ホテル情報|リゾートトラスト株式会社

    直接的な意味としては、タイムシェアカレンダーの「掲載」をやめて、今後は「シーズン区分カレンダー」の掲載に留める、ということなんじゃないかと思います。契約ごとですので、タイムシェアカレンダーの「廃止」を進めるということとは、さすがに違うでしょう。

    と、言い切れないところに、今のリゾートトラスト社の立ち位置が現れているように思います。同社はオールドエクシブの老朽化に対して占有日の概念をどんどん自ら崩してきたし、予約時の手間などの管理コストのことを考えると「こんなものはやめてしまいたい」と思っているのではないかと、邪推したくもなります。

    もちろん、そんなことは「ありえない」のですが、今の…(以下繰り返し)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。