はじまりの場所。東急ハーヴェストクラブ蓼科本館

名アーティストのデビュー曲やファーストアルバムって、傑作・名盤が多いですよね。成り立ちやコンセプトがそこに凝縮されていると言うか。日プ女子を見ていて思いましたが、「BODY & SOUL」や「Automatic」は大名曲だし、Van Halenだって「1984」よりファーストの方がいいでしょう。

そんなことを感じるのが東急ハーヴェストクラブ蓼科(通称:蓼科本館)です。数多くの別荘地開発を手掛けた東急不動産が、まさに満を持してバブル期の1988年6月、この場所を東急ハーヴェストクラブの第一号ホテル開業の地として選びました。

客室は90室で、1室を10口として900口を分譲しました。東急不動産によれば、発売9カ月で完売したと言います。

前年には、エクシブ鳥羽が200室超で開業していますから、その規模感は控えめと言ってもよいほどですが、両社ともにこれら最初のホテルでその後のビジネスフォーマットが固まっていて、現在もまったくぶれていないことに驚かされます。やはり、ファーストアルバムに傑作あり、ということなのでしょう。

このホテルには、何よりも、他のすべてのリゾートホテルを凌駕するほどの圧倒的な眺望(立地)があります。その他は、もうどうでもいいではないですか、と言いたくなります。

標高1,366mからの日本を代表する山岳風景を楽しみながら、セルフラウンジで200円のコーヒーを飲む。これはこれで、最高のごほうびではないでしょうか。

(公式)蓼科│東急ハーヴェストクラブ -TOKYU Harvest Club-

7 comments

  1. HVC蓼科から見るこの雄大な八ヶ岳の山々はいつ見ても圧倒されますね。
    始めてここを訪れたのはもう30年以上前になりますが、その雄大な眺望にとても感動した記憶があります。

    当時は勤務先の会員権で利用していたのですが、これがきっかけでその後HVCやXIVを購入するようになりましたので、私にとっては会員制リゾートに引き込まれるきっかけを作ってくれた施設です。

    施設自体は経年劣化で古くなっており、また大浴場なども今となってはとても狭いものですが、おっしゃる通り『その他は、もうどうでもいい』と感じさせる眺望は何よりのごちそうです。

  2. ふむふむさん、全く同感です。

    私は20年くらい前に「蓼科東急リゾート」に泊まり、そこで会員制リゾートクラブなるものを知りました。担当セールスの人に「東急ハーヴェストクラブ蓼科」を案内してもらい、「他のすべてのリゾートホテルを凌駕するほどの圧倒的な眺望」に度肝を抜かれました。日本にもこんなに凄い山岳美をもったホテルがあったのか~、です。
    この日から私の会員制リゾートクラブ研究がはじまりました。

    あれから20年以上たち、今の自分としては、豪華な施設や食事はなくてもいい。絶景のこの景色と美味しいコーヒーがあればいい。そんな気分にもなる今日この頃です。齢とってきましたね。

  3. funasanさん、こんにちは。

    まさしく私も『豪華な施設や食事はなくてもいい』の心境です。
    正確には「毎回は」が付きますが。

    もっともこれはHVC蓼科だけの話しではなくて、毎月のように出かける会員制のホテルで豪華なコース料理を毎回では辛いものがあります。

    そこで出掛けるのはついつい近隣にアラカルトで食事のできるレストランがある施設が多くなっています。

    funasanのご著書「安くて豪華に旅する方法」を2006年に見つけ拝読した際はとても感銘を受け、また羨ましくも感じた記憶があり、その辺りからXIVにものめり込んでいきました。

    余談ですが、あとがきの「資産運用は老後の生活レベルに直結する」はまさに重要なポイントですね。

  4. ふむふむさん、私の本『安くて豪華に旅する方法』をお読みになっていたのですね、ありがとうございます。出版は2006年9月ですから、もう17年もたってしまいました。歳をとるはずです。

    この本には、会員制リゾートクラブからはじまって、豪華客船、マイレージ、海外リゾートRCI交換、ヨーロッパ鉄道の旅、マリオットリワード、そして、資産運用まで、その後の私の第二の人生を全部網羅した内容となっています。まさに、resortboyさんご指摘の「ファーストアルバム」です。

    今の私にはこの本を超える「旅の本」は書けません。気持ちも乗りません。何だかコロナ禍の3年間で日本・世界が激変し、私の心も変わってしまった気がしています。コロナ前のように“旅行”に燃えないのですね。

    情けない話ですが、興味の中心は、「老後の健康や病気」へと移ってきています。これが、昨年、funasan日記第1部を開始した理由です。今回、第2部も終了したので、現在、funasan日記のアマゾン出版の準備をしています。これが楽しくて1人で盛り上がっています。私は何か目標がないと生きていけない人種のようです。

  5. ふむふむさん、funasan、コメントありがとうございます。

    僕の日プ女子の話が、このコメント欄での会話でfunasanのデビュー作までつながって、ちゃんと意味をなしているところがすごいと思います。それはさておき。

    funasanがおっしゃっているように、この数年で日本の置かれた状況は激変しましたね。折しも1ドル150円の大台を突破しました。現代の戦争、世界秩序構築は、戦闘というよりもむしろ通貨を使って知らず知らずのうちに進行しているような感じがします。日本の国力は国際的に削がれ、海外からこれまで以上に多くの資本がやってくれば、国民の主権すら危うくなっていきます。

    一方で、同時にリゾート会員権は絶好調。富める者はますます富み、東急ハーヴェストクラブも2,000万円以上の会員権を売るようになりました。代わりに若年層は金がなく、リゾートトラストは従業員向け格安プランを連発。

    お先真っ暗と絶好調が同時進行のこの世界。リゾート会員権はいろいろなことを教えてくれます。

  6. 横浜から台湾(基隆)まで船で行き、台北で数日滞在して飛行機まで戻りましたが、船の中でこのブログを拝見し無性にハーヴェスト蓼科に行きたくなりました。
    また羽田で降機する際にCAさんから「軽井沢は紅葉の見頃を迎えています」とのアナウンスがあり、知人からいただいた宿泊券を利用して帰国翌日にハーヴェスト軽井沢アネックス、そして次の日には蓼科リゾートへと行って来ました。
    蓼科本館のテラスから眺める紅葉に染まる蓼科山や八ヶ岳連峰、それに南アルプスはまさに絶景で、季節感が以前とは変わってきているとは言え日本の四季の素晴らしさを実感しました。

    また船のコース料理や台湾料理で疲れた胃にはハーヴェストの素泊まりは有難く、両日とも軽食で済ませました。
    ハーヴェスト会員ではありませんが、もし許されるのであれば次回オフ会には是非参加させていただきたいと思います。

  7. magoaiさん、コメントありがとうございます。僕の記事にインスパイアされて旅をされたというお話をうかがって、ブロガー冥利に尽きます。

    次回のオフ会でお目にかかれるのを楽しみにしております。告知の方は数日中に…。

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