近鉄唯一のガラ権と志摩開発への情熱

本連載の紀伊半島編は、関西空港を出発し、海岸線を反時計回りにたどって伊勢志摩国立公園まで到達しました。今回から4週に渡って志摩・鳥羽エリアにある大型ガラ権施設を訪ねてまいります。

かつて開発された辺境リゾート「奥志摩」の現在

本連載の紀伊半島編は、関西国際空港からスタートし、半島の西をなぞって本州最南端「串本」に到達しました。ここからは、読者の皆さまにも馴染み深い、伊勢志摩エリアを目指して半島東岸を北上していきます。

世界最大のホテルチェーンを築いたユタの精神

ガラ権連載も早いもので30回を超えました。今回は気分を変えて、閑話休題です。この連載で紀伊半島を巡る中で「南紀白浜マリオットホテル」や「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本」が出てきましたので、ここで日本ではあ…

本州最南端「南紀串本」にガラ権はあるか

本連載では、南紀白浜エリアを巡ってこれまで、東急ハーヴェストクラブ南紀田辺(会員制メインで一般ホテル併用)、南紀白浜マリオットホテル(一般ホテルメインで会員制併用)、ホテル川久(会員制として開始も破綻し一般ホテルに)、そ…

バブルのしんがりを勤めたローマ帝国貴族の館

resortboyさんのサイトに多いエクシブ会員の読者からすると、「南紀白浜ってエクシブ白浜のある場所だよね」と、反対側(エクシブの所在地で地名を覚えるという逆の発想)からこの地の名前を覚えている人も多そうですね(笑)。

忘れ得ぬガラ権、異界に導かれて

筆者が南紀白浜訪問時、初日に投宿したのは、前回取り上げた南紀白浜マリオットホテルではありませんでした。外国の顔をしてまったく健在であるホテルよりも、倒産などで売却、リニューアルされて今に生きるホテルに興味を引かれます。

森トラストの法人ガラ権、変化を見抜いて外資の下へ

和歌山市から、前回たどり着いた東急ハーヴェストクラブ南紀田辺までの海岸線は、日本のどこにでもある普通の田舎と漁村の光景でしたが、そこからしばらく走ると大きな建物が見えはじめます。そしてそれらには大きな看板が掲げられていま…

ガラ権の広告塔「日本一短い私鉄」を見に行く

2024年の本連載では、北は北海道と、南は南九州3県を測量し終え、これからしばらく、関西の南部を訪れます。筆者は成田空港へのアクセスが良いエリアに住んでいるため、LCCを利用して関西空港に飛び、そこからレンタカーで「関西…

ガラ権未発生の熊本にガラ権を訪ねて

鹿児島県からスタートした南九州のガラ権見て歩きは、前回の宮崎を経て、今回は熊本県に参ります。熊本に行くなら、直接、熊本空港に行けばよいじゃないか、というのもごもっともですが、迂回も楽しいものです。

宮崎に残る「世界標準」への夢のかけら

鹿児島編を終え、筆者は宮崎県に走り込みます。北海道編でニセコを取り上げた際、「もともと人気があった遠くの観光地にガラ権は必要なかった」と書きましたが、ここ宮崎県も同じです。1970年代、まだ海外旅行が一般的でなかった頃、…

築古の共有制ガラ権、大規模修繕を越えて

霧島エリアのガラ権3施設の巡回を終えた筆者は、鹿児島市に向かいます。鹿児島県まで来て桜島を見ないで帰るわけにも参りますまい。高速道路で約1時間、桜島を見るにはまずはここ、という西郷隆盛の銅像の上の城山に来ました。

ガラ権界の至宝、霧島の別荘地に静かに佇む

鹿児島県の霧島エリア3回目は、閉業、廃墟となった大型ガラ権遺跡を見た後、会員主体の運営で開業40年を経て今なお光る、ガラ権界の至宝を尋ねます。筆者は霧島神宮から少し奥に登る感じで「霧島温泉郷」方面に向かいました。

巨大ガラ権の神隠し。天孫降臨の地に廃墟

南九州の最高レベルの景勝地にして天孫降臨伝承地、霧島錦江湾国立公園エリアを巡るガラ権見て歩きの第2回です。霧島神宮のお膝元である霧島神宮温泉郷の頂きにある霧島ロイヤルホテルに続き、同じ温泉郷のもっと神宮に近い場所に、南九…

大型リゾートホテルは立地一流でも存続困難に

北海道を離れ、東京に帰った筆者は、全く気分を変えて暖かい南九州に飛びます。今回からは南九州3県、鹿児島・宮崎・熊本を回ります。南九州において、現存、閉業、廃墟など、さまざまな記録すべきガラ権施設を選び、順次取り上げてまい…

大型ガラ権が消えた函館エリアをゆく

筆者の北海道ぐるぐるドライブは、海岸線をなぞりながら岬を巡り、山中の湖や湿原・平原と、断続的に見て回り、ガラ権施設はすべて現地までたどり着けた気がします。北海道のガラ権周回の最後となるのは、函館エリアです。

世界に羽ばたいたニセコの開発今昔物語

本連載の北海道編では、ガラ権を追いながら多数のスキーリゾートを見てきました。後はアルペンスキーのメッカであるニセコを残すのみとなりました。北海道スキーと言えば、ここをおいて他にない、揺るぎない立ち位置にあります。すでに周…

日本最大の破綻ガラ権、サミット開催に歴史刻む

ここまで本連載の北海道編では、ガラ権ホテル単独の見て歩きというより、スキー場をベースにしたバブル期の巨大開発に触れてきました。これらに加え、会員制ではない自力開発の巨大旅館ホテルも多数あるのが、北海道の宿泊業の特徴です。

テキサスの田舎町にヒルトン創業の地を訪ねて

今回は春休みということで、日本を離れての番外編です。ホテル好きの筆者は、2019年にヒルトンホテルが創業100周年を迎えたという記事を読んでいるうち、同社発祥の地を訪れたくなり、ここ数年で2度訪問しています。