リクルートの壮大なるリゾート開発、安比高原今昔物語(通史編)
青森県は弘前市の岩木山山頂からスタートした今昔物語シーズン2。青森県の南西に広がる秋田県にガラ権施設は見当たりません。次に向かうは東側の岩手県です。シーズン1では、北海道で開発されたいくつものバブル期の壮大なガラ権スキー…
「会員制ホテル今昔物語」は、35年に渡ってリゾート会員権についてウォッチされているzukisansuさんによる連載です。日本で独自の発展を遂げたリゾート会員権、すなわち「ガラ権」の歴史をたどることで、日本的文化とは何か、日本人とは何かを、過去に学び未来を見通す―そんな奥行きのある連載として、僕から特別にお願いし、zukisansuさんにしか語れないこのテーマでご執筆いただく運びとなりました。どうぞご期待ください。(企画・考証・制作:resortboy)
青森県は弘前市の岩木山山頂からスタートした今昔物語シーズン2。青森県の南西に広がる秋田県にガラ権施設は見当たりません。次に向かうは東側の岩手県です。シーズン1では、北海道で開発されたいくつものバブル期の壮大なガラ権スキー…
明けましておめでとうございます。ガラ権ファンの皆さまは、この年末年始、やはりガラ権滞在でないと年が明けないとばかりに、どこかのガラ権施設でお過ごしになったか、今まさにお過ごしになっていることと拝察します。そんな中、昨年末…
(前回からの続き)福島の奥地のド田舎スキーリゾートにできた豪華リゾートホテル「ホテルアクシオン会津高原」は、時間がかかったものの、1991年後半の開業時までには全888口を完売。当時のガラ権ファンの間では、アクシオンの名…
ホテルアクシオン館山の開業は1988年ですが、会員権としての「ナインハンドレッドクラブ」は前年の1987年までに完売していました。その成功要因は、バブル期の最高に良いタイミングであったことが二番目、そして販売を伊藤忠商事…
本連載始めてはや1年、50回を数えるまでになりました。「ガラ権の語り部」である筆者が、全国を見て歩きしながら思い付くままに原稿を書き、それを受け取ったresortboyさんが裏付けとなる資料を探したり写真を選んだりした上…
今の日本では、リゾート会員権というと、リゾートトラストや東急不動産の2社のみが残存するだけになったと言っても過言ではないでしょう。公表されている数字では、会員数は前者が圧倒し、延べ約20万口だそうで、次点の後者は、延べ約3万口だそうです。
岡山県でバブル遺跡施設を満喫した筆者は、続いて瀬戸内海に浮かぶ観光とオリーブの島、小豆島に向かいました。小豆島は瀬戸内観光のハイライトです。車で走るだけなら半日もかからない小さな島ですが、見どころにあふれ、興味の尽きない島です。
広島に続いてその東、岡山県と鳥取県に入ると、大阪圏に近くなって人口も増えてきますが、ガラ権は限られています。例を挙げると、鳥取県には旧 大山ロイヤルホテルが、岡山県には閉鎖したジャンボクラブ湯郷と現役のグランリゾート赤穂がありますが、小ぶりです。
山口県の東は、北が島根県、南が広島県ですが、両県とも面積は広いのに、ガラ権施設が見当たりません。産業や観光の県であり、温泉も少なく、保養地やリゾート地ではないからなのでしょうね。
10月に入り、秋の行楽シーズンです。箱根で見てきたガラ権は話題の密度が濃すぎて疲れましたので、筆者は遠くに行って見たいと思うようになりました。そこで今月は、本連載でまだ訪れていないエリアの中から、本州の西に横たわる中国地…
前回に引き続き、筆者は、湖尻(桃源台)に居ります。仙石原から湖尻だけでなく、箱根湯本から強羅方面にも多くの書くべき施設がありますが、箱根ばかりでは本連載の本筋である「旅」が止まってしまいます。箱根でもう1つだけ、「ジャパ…
仙石原から芦ノ湖に車を走らせると、湖にぶつかる場所が「湖尻」(桃源台)であり、箱根山の北西側における最重要スポットとなります。東の最重要スポット「強羅」とはケーブルカーとロープウェイで結ばれ、ロープウェイの途中で「大涌谷…
明神平から坂を下って国道138号線に戻った筆者は、湖尻にある大型ガラ権施設跡地に向かったのですが、そこに行くには、仙石原エリアを抜ける必要がありました。「仙石原って箱根翡翠のある場所だよね」などと、ガラ権名から地理をイメ…
フジタ詣でで、箱根早雲山の裾野、二の平を駆け上った筆者は、ガラ権銀座である強羅エリアを抜け、狭く急な坂道を下って国道138号線に出ました。小田原と御殿場を結ぶここからは普通の道かと思いきや、すぐに現れた次の目的地には、も…
これまで、関東エリアから離れた地域に所在するガラ権施設を見てきた本連載は、これからいよいよ、関東・関西・中部の都市近郊部のリゾート地を取り上げていきます。併せて、まだ訪れていないローカル地とを行ったり来たりする形で、連載…
紀伊半島海岸線全周の旅は、和歌の浦から紀州鉄道、にぎやかな南紀白浜、本州最南端・串本から熊野を経て、風光明媚な奥志摩、そして大規模開発が進められた志摩中心部から鳥羽温泉郷にたどり着きました。この先の伊勢神宮エリアにガラ権…
鳥羽は安楽島温泉郷を訪ねたのは初冬で、夕方5時にもなると真っ暗。「アルティア鳥羽」の姿を見た後は、宿に向かうしかなかったのですが、もう来ることもなさそうでしたので、その先の坂道をさらに降り、半島の突き当たりまで行きました…
筆者は志摩エリアから北上して、鳥羽市に入ります。ガラ権施設巡り、紀伊半島一周の旅の最終エリアである、志摩半島の北端に到達しました。本物の伊能忠敬も地図作成の測量において、この志摩半島の海岸線の複雑さには苦労したとの逸話が…