香港の2大ナイトマーケットと言えば、佐敦の男人街と旺角の女人街です。その名の通り、男性向けアイテムが中心の男人街と、女性向けがメインの女人街。今回は旺角の女人街を訪れましたが、そのすぐ近くにもっと面白い場所がありました。
冒頭の写真がその街「西洋菜南街」です。おびただしい数の看板に道を埋め尽くす人並み。これが一体何なのかは、記事の後半で説明します。
ともあれ女人街です。どんなガイドブックにも必ず大きめに取り上げられているメジャー観光スポットですよね。以下の画像は「るるぶ香港 マカオ’17 ちいサイズ」からの引用です(注:すでに2018年版が出ていますが、以下は自分の持っている2017年版からの引用です)。
さて、以下は香港運輸署(Transport Department)から引用した、旺角の歩行者天国の説明図です。上の網掛けの部分「通菜街」が通称「女人街」のことです。
ここは平日と土曜の4時から深夜0時、日祝日の昼12時から深夜0時が歩行者天国になります。この歩行者天国の時間、夕方から深夜にかけてマーケットが立ちます。
天井を高くした壁いっぱいにアイテムが並んでいて、これまたこれぞ香港といった風景です。
肝心のショッピングについては、僕は見るだけです。自分はAliExpressを使って中国からの個人輸入をよくやっているので、いまさらここで値切って買わなくても…、という印象が強かったですね。
(参考)JA.AliExpress.com | aliexpress Japan – 高品質で低価格の製品をオンラインで中国から購入しよう. | Alibaba Group
女人街と言いながらも、男性向けのアイテムもそれなりに見かけました。ドローンのお店なんかもありましたよ。
さて、それよりもお薦めしたいのはその隣の通りです。再度、香港運輸署からの歩行者天国の図を掲載します。
女人街の下側(東側)に「西洋菜南街」というのがあります。このさらに下(東側)がネイザンロードです。つまり、女人街の1本駅寄りの通りなんですが、ここが土日と祝日に歩行者天国になります。
冒頭の写真がそれなんですが、たくさんのストリートパフォーマーがここに集まってくるんですね。そしてそれを楽しむお客さんもまたすごい数。
カッコつけてストリートパフォーマーなんて書いてしまいましたが、現実にはあまり上手ではないカラオケ父さんなども散見され、しかも5メートル間隔くらいで隣の音響が混ざるのもお構いなしに、それぞれが好き勝手にショーを独自に展開、という感じなんですね。
中でもこの女性デュオは振り付けもキマっていてかなりプロっぽかった(笑)。
カオス状況なんだけれども、何か不思議な統率感のもとに、街全体が盛り上がっているという感じがしました。ディズニーランドとか、ああいった作りものの幸せ感も嫌いではありませんが、何て言うのかな、ここは世界で一番幸せな場所なんじゃないかと思いましたよ。
僕のつたない文章ではにぎわいの熱量が伝わらないと思いますが、週末の香港に滞在しているのなら、一度訪れてほしい場所です。
香港や東南アジアのゲーセンに行くと、
中華系ダンスゲーム DANZ BASE
http://danzbase.igsgame.com/
(開発:台湾IGS)
というのがあって、
コレがまさにこの状況そのものですよ。
(香港の市街地を彷彿とさせる2階建てバスが
走ったりする背景で踊ったりできます)
なんせ国境を超えてダンスで勝負できるゲームで
香港対インドネシアとか中国対タイ
とかで勝負できます。
ピコ太郎のPPAPもあるので、アジアに行ったら一度試してみてはいかが。
それにしても、日本のゲームメーカーより先に進んでいますね。