スマホの電話アプリに悪戦苦闘の巻

無事にコンドミニアムにチェックインし、ホッとするのもつかの間、新たな問題が勃発です。この時点でハワイ時間の14時で、日本は朝の9時。準備もろくすっぽせずに出てきてしまったので、まだ日本にいる後続隊と連絡を取る必要があったのです。

問題とは「IP電話が使えない」というものでした。写真はRoyal Aloha Vacation Clubのお部屋のダイニングテーブルですが、到着してそうそう、ここで何時間も電話の設定に翻弄されることになってしまいました。今日はその顛末をご紹介します。

もちろん、日本にいる間に準備はしてきました(参考記事:出国前、大忙しのTo Doメモ)。「G-Call 050」というサービスに加入し、テスト通話もしてきました。これはいわゆるIP電話サービスの1つで、低ビットレートでも品質がよいという評判と、ハワイでの国内通話が安いことが採用の理由でした。

(公式)G-Call050

話はそれますが、僕はドコモのスマホ(Xperia acro HD SO-03D)を使っていますが、ドコモのSIMは抜いてあり、代わりにMVNOの格安SIMが入っています。そのために転送レートが低いので、遅い回線でもそれなりに使えるサービスを選択する必要があったのです。

これが裏目に出ました。さっき借りてきたWIFIルーター(ClearのWiMAX回線)で音声通話ができないのです。仕方がないので、アカウントを持っているSkypeを使うことにしました。日本にいる妻にメールで連絡して、妻のiPhoneにもSkypeを入れてもらい、再トライです。

(公式)Skype

しかし、これも同様に通話できません。Skypeには自分の声を録音するテスト通話機能があるので試してみると、やっぱりダメです。これは相手の問題ではなく、明らかにこちらの問題です。

ネットで調べてみると、Clearの回線ではSkypeが使えない、という口コミがたくさん見つかりました。G-Callで使えなかったのも同じ理由でしょう。ここまででかなり時間を使っていますが、まだ日本は午前中。直接電話で話せた方が、打ち合わせははかどります。あきらめずに次にトライです。

次にトライしたのはGoogleトークです(現在は改称され、ハングアウトといいます)。自宅のPCにブラウザで動くプラグインをインストールして、こちらから呼び出すと、ようやく会話に成功! ClearのWIFIルーターでも音声通話する方法があることが証明できました。

(公式)Googleトーク

しかしこれにも問題があり、少しの時間会話しただけで、自宅のPCが固まってしまいます。この辺で心が折れたので、外に飲みに出かけてしまいましたが、日が暮れて戻ってから再トライです。高級レストラン(爆)で自宅ちゃんを相手にひとしきり酔っ払った後、ロイヤル・ハワイアンのバンド演奏をBGMに、ビーチでサンセットを見てからお部屋に戻りました。

最後に試したのがIP電話では定番の050 Plusです。結果から言うと、これはうまく行きました。最初からこれにしておけばよかった、という話なんですが、実は登録に非常に苦労しました。

(公式)050 plus

050 Plusは登録の際に、携帯電話を使った認証プロセスがあります。具体的には、契約フローの中でネット上から指示すると指定した携帯電話に電話がかかってきて、そこで4桁の暗証番号を入れて本人確認をするのです。しかし、契約をしたい本人はハワイにいますし、そもそも携帯を持ってきていません。

妻は国際免許証を取りに出かけてしまったので(出発日に行くなよ、っていう話ですが)、長男(自宅兄ちゃん)にメールして指示しながら、携帯認証にチャレンジです。ハワイにいる僕がスマホで契約手続きをして、認証コールを指示。日本で鳴った携帯電話を長男が取って、そこで暗証番号を入力すれば契約完了です。

しかし、自宅のダイニングにあるのは「キッズケータイ」だったのでした。キーがないから暗証番号の入力などできないよねぇ。「どーやって入力すんのよ」と苦情のメールが…。

あれこれあって、最終的にはこれもなんとかなりまして、最終的にはハワイにいる僕と、妻、自宅兄ちゃんの3人に050 Plusのインストールが完了し、無事にネットを通じて音声通話が可能となりました。

やった!! 長かった!!(涙)

何かすごい偉業を達成したような気がしますが、これはまったくの気のせいで、実は何も進んでいません。まったくハワイに来て早々、何やってんのよ…。いろいろと自宅チームに指示があったのですが、もうどうでもよくなっていました。

こうやって書いてみると、単に苦労したっていうだけで、あまりノウハウになっていませんが、ともあれ、自宅を出る前に、家族一人ひとりのスマホにIP電話を登録して、使えるようにしておくとよいですよ。僕のように、通信経路のせいで使えないこともあるので、できれば2種類くらい入れておくのがいいですね(爆)。

でも、ここで頑張ったおかげで、ハワイ内でアポイントの電話をするのも、ハイウェイ上からエクシブのフローティング予約をするのも、クレジットカードの繰り上げ返済でカードデスクに電話をするのも、すべて国内にいるかのごとくスムーズにできたのです。もちろん、僕らグループ内での待ち合わせに役立ったのは言うまでもありません。

3 comments

  1. 僕は街中で使いたかったのでスマホのIP電話にこだわっていましたが、お部屋の固定電話だけでよければ、コーリングカードを使うのもいいですね。日本で準備していく方法もあります。例えば以下だと、ハワイ←→日本の通話はどちらから発呼しても、6秒毎に2~3円です。基本料みたいなものもありませんし、日本にいる家族に暗証番号を教えておけば、日本からの連絡にも便利ではないでしょうか。

    G-Call コーリングカード

    それから記事に書き忘れましたが、RAVCの場合は各お部屋に固有の電話番号が振られていました。外から電話してもらうには便利です(ホテルのように取り次ぎの必要がありません)。

  2. ハワイでは公衆電話がまだたくさんありますが、逆にアジア圏では公衆電話はあまり見かけない上、あったとしても
    壊れているところが多かったりします。

    こういうところでは、逆にプリペイドSIMカードを使うという方法もあります。日本のガラケーでは使えませんが。
    http://www.cheapcalls.jp/

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