ラグーナベイコート倶楽部と芦屋ベイコート倶楽部は、かなり似た施設のように感じます。マリーナに面したベイサイドにあり、観光地なのか住宅地なのか判然としない立地です。しかし、その建築デザインには、かなり違った印象を持ちました。

率直に言うと、芦屋ベイコート倶楽部の内装デザインの仕上がりには、かなり投げやりな印象を持ってしまっていて、ポジティブな記事を書けません。館内はすっきりしすぎていて、空間として緊張感がないように感じました。

建物自体のデザインとして似ているホテルがあるのは、ベイコート倶楽部としては自然なことで、東京ベイコート倶楽部がオアフ島のWaikiki Landmarkを下敷きにしているように、芦屋ベイコート倶楽部は神戸メリケンパークオリエンタルホテルをベースにしたというのがもっぱらの評価であろうと思います。

対してのラグーナベイコート倶楽部は、芦屋の反省があったのかどうかわかりませんが、建築デザインとして内外装ともに統一感があり、空間作品としての完成度を感じました。それがどうしてなのか、少し調べてみたいと思いました。

芦屋の設計は日建設計、内装は日建スペースデザインです。ラグーナは設計が安井建築設計事務所、内装は丹⻘社で、内装デザイン協⼒に香港のAB Concept社が参画しています。このキャスティングの差が、明らかな仕上がりの差に現れているように思います。

注目したいのは、AB Concept社の参画です。同社は以下の記事にあるように、インテリアデザイナーのEd Ng氏、建築家のTerence Ngan氏のコンビによって、数々の洗練されたホテルスペースを創り出してきたことで世界的な評価を受けています。

(CNNの記事)AB Concept of Hong Kong delivers stunning hotel interiors | CNN Travel

(公式)AB Concept – Ed Ng and Terence Ngan

こうした世界レベルでの建築を国内で再現し、会員が手軽に味わうことができるのは、リゾートトラストの伝統であり、久々に同社の真骨頂を見たという気がしました。

念のため書いておきますが、この記事に使っている写真は、いつもの通り、僕が自分で撮ってきたもので、もらいの写真とかではありませんよ。このホテルは大変にカッコよくて、僕が何気にスマホで撮っただけですけれど、それでもこのような美術品のような空間が切り取れるのです(もちろん、カメラマンとしての腕ということも多少はあるかもしれないけど)。

3 コメント

  1. デザインの事はよく分かりません。
    しかし、ロビー階とスパ階に水盤を二層に配置して、共用スペースからみるとインフィニティに見える構造は凄いと思いました。
    またガラス張りのロビー正面は、昼でもライトアップされた夜でも正面の建物が室内の構造物と一体するように見えて、空間の設計なんかも気合が入っていると感じました。

  2. 部屋に行く廊下の、部屋と反対側がすべて磨りガラスで覆われていて、廊下がサンルームのようになり夏場は暑い位になる。
    磨りガラスにしないと、お風呂が丸見えになってしまうようだ。SPAは、東京も芦屋も外から見えないように遮るものがあるが、ラグーナは三河湾が見通せ、出入りするヨットも見えて開放感がある。

  3. 愚痴ばかりになりますが、ラグーナは4回利用しましたが、夜は光量が少なく、色彩も黒基調で暗いため、母親はエレベーターにぶつかりそうになりました。ゆっくり歩かないと見にくく高齢者には厳しいかなあと感じました。
    また、ジムを利用したのですが、東京と芦屋はスパを利用すればそのまま、ジム、プールを利用できますが、ラグーナは一度出なくてはいけません。これが非常に面倒に感じました。デザインは斬新なのです。上記4枚目の画像で下の円の中心に子供を立たせて、階段の上から写真をとったらおもしろい写真になります。

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