夏のバイキングプラン

久しぶりにリゾーピア熱海に泊まって海水浴をしてきた。リゾーピア熱海はサンメンバーズ施設なので、特別営業期間（7月25日～8月20日）はエクシブの権利を使ったとしても1泊2食付きの利用となる。ちょうど「夏のバイキングプラン」が催されていたので、それを利用した。

僕はリゾーピア熱海でのディナーバイキングははじめてで、ほとんど期待はしていなかった。ビールが好きなだけ飲めるので、それでいいや、くらいな感じで。

個人的な話としては、リゾートトラストのディナーバイキングにはトラウマがあった、というのもある。人気のある某エクシブでの大晦日のディナーバイキングで、僕の子どもが「食べたいものがない」と言って早々に部屋に戻ってしまったことがあった。その日のバイキングは本当にヒドくて、二度来るものか、と思ったほどであったから。

だが今回の熱海では、いい意味で裏切られた。ちょうど同じバイキングを先んじてご利用されたミシマさんが激賞されていたが、僕もまったく同感である。お料理の内容はミシマさんが完ぺきにご紹介されているので、僕は簡単に何をいただいたかを記録してみる。

会場は2階の「マーメイド」である。席はかなり窮屈で、ゆったりとした食事、というわけには行かないが、まぁ内容がよかったので許すとしよう。

会場に入ってまず確認したことは、にぎりずしが用意されているかどうかである。冒頭の写真のように、金屏風に職人さんの寿司ブースを確認してまずは一安心。お寿司があれば、家族の一定の満足が担保され、まぁ後はどうにでもなる。

安心したところでビールをいただきに行く。海辺で過ごした暑い1日の夕方、ビールがいくらでも飲めるとはシアワセな限りである。

僕の1杯目は「先付け3点盛り」といった感じで構成。かつおのたたき、胡麻豆腐、焼き茄子だ。1皿目からリゾーピア熱海のやる気を感じる好調なスタートである。

1杯目の後半はお寿司をいただいた。しゃりは口の中でほどける感じで、まずまずのお味。食べ放題としては満足だ。

2杯目はお造りをいただいた。洒落たあしらいでお味も上々。お造りは下手をすると1人1皿の配布制、なんてひどいこともあるのだが、この日はお刺身も食べ放題であった。

2杯目後半はシュウマイにから揚げ、それに「富士桜鱒」のグリルをいただいた。ますのグリルは皮がジューシーで、お魚の皮フェチにはたまらない一品。

3杯目は揚げ物で串カツとカニ爪フライ。それぞれ専用のソースが用意されていた。

3杯目後半には、お腹も膨れてきたのでメインディッシュへ。実演コーナーから牛ステーキ。2種類のソースから、まずは普通のステーキソースでいただく。お野菜も沢山取れてなかなかヘルシーなメニューだ。

このステーキはおいしかったので4杯目のビールとともにおかわりをした。2皿目は和風のおろしソースで。

4杯目の後半には、やはり実演コーナーから海鮮チャーハン。濃い目の味付けがビールによく合う。

こちらでシメにしようということだったが、お椀的なものがほしくて「海鮮鍋」を追加。こちらはテーブルのコンロで温めていただく。

お腹も一杯になったのでデザートへ。まずはコーヒーとケーキ類で。マンゴープリンにババロア類、プチシュー。

最後にほうじ茶と和風デザート類でシメ。抹茶ムースにわらびもち、大納言。ああ、ごちそうさまでした。

お茶をしながら、「大変満足しました」とスタッフと談笑。「建物がアレな分、お料理で頑張っているんですよ」と話すスタッフには余裕が感じられ、このホテルのマネジメントは現在なかなかうまく行っているのではないかと感じた。

僕のいただいたものは以上だが、もちろんお料理はこれで全部ではなく、この3倍くらいの種類が用意されていた。連泊しても飽きることはなかっただろう。

このバイキングを楽しめる「夏のバイキングプラン」は7月26日から8月12日までの開催（7/28、8/5、8/8を除く）。大人1泊2食で11,000円、小学生は5,500円、幼児は無料（！）である。残り1週間程度と、ちょっと情報としては遅くて申し訳ないが、是非モノとしてお薦めする次第である。