ここまで、RCI海外リゾート交換によるエクシブ会員権を活用した手配、旅行代理店を通じての一般的なリゾートホテル手配と、2種類の方法で旅の計画を組み立ててきましたが、最後に紹介するのは、貸別荘、カッコよく言うと「バケーションレンタル」です。
バケーションレンタルの言葉の定義ははっきりとはしていませんが、個人や企業が所有している別荘やコンドミニアムを、直接または代理店を通じて利用する、といった意味合いで使われています。1泊単位での利用よりもむしろ、1週間や1カ月といった単位で予約する場合に使われるケースが多いようです。
ワイキキのコンドミニアムも、多くがこのバケーションレンタルという呼び名のもとで提供されています。今回の旅では、現地で10泊するうち7泊をRCIで確保できたので、残りの3泊にこのバケーションレンタルなるものを使ってみることにしました。ワイキキで借りてもよかったのですが、いい機会なので「バケレンならでは」の場所に行ってみようじゃぁありませんか。
手配したのは、前回の旅でも訪れた「カイルア(Kailua)」です。カイルアにはいわゆるホテルのようなものは一切なく、現在はビーチエリアへの商用車の立ち入りすら禁止されてしまっています(そのため、ツアーでカイルアに行っても、カイルア・タウンで降ろされてしまいます。ビーチに行きたいなら片道30分歩くか、自転車をレンタル、もしくはTheBusになります)。
写真はカイルアのとなり町、ラニカイ(Lanikai)のビーチへ出る小径の様子ですが、まさしく個人の別荘の横を通っていく様子がわかると思います。カイルアやラニカイのビーチ近くに泊まりたいなら、ごく少数あるB&Bを利用するか、別荘を借りるしかないわけです。
手配に利用したのが「VRBO(Vacation Rentals by Owner)」というサイトです。前回のハワイ旅行記のときにコメントで教えていただいて知ったのですが、貸し別荘版のヤフオクのようなものと思えばイメージしやすいと思います(料金は固定なのでせり上がるわけではありません)。
このサイトに出品している別荘なら、システムを通じて予約や料金支払いを行えるので(直接のやり取りが必要なものもあり、すべてではありません)、ややこしい英語でのやりとりや交渉などは不要です(残念ながら日本語サポートは一切ありません)。実際に利用したユーザーのレビューも多数掲載されているので、物件の良し悪しはかなり正確にわかる、という印象です。
(オワフ島の物件一覧へのリンク)VRBO – Oahu
僕の場合は、VRBOを運営しているHomeAway.comという会社が決済を代行してくれる「HomeAway Payments」というサービス(ヤフオクで言うと「かんたん決済」にあたります)が使える別荘を選択したので、予約から支払まで、オーナーとのやりとりは一切ありませんでした(実際には僕からの質問があったので、メールのやり取りはしました)。以下の画像のあるアイコンが付いている物件が、この支払方法が使えるものになります。
また、このサイトではバケレンならではの保険オプションも充実していました。説明や写真と現実が大きく異なったり、ダブルブッキングがあったりといった場合の保証や、ホテルと違って厳しいキャンセルのペナルティを金銭面で保証するといったものです(僕の場合は短期だったこともあり利用はしませんでしたが)。
そうやって無事にカイルアの別荘を3泊利用してきたのですが、その内容は旅が進むにしたがってご紹介したいと思います(まだ清算が終わっていなくて最終的な支払金額が確定していません)。1つ言えることは、バケレンはやはり1週間程度は利用したい、ということです。
清掃料やダメージ・デポジット(施設の破損・備品の紛失などに備えて一定額のお金を預けたり、保険料を払ったりします)は、日数に関係なく滞在ごとにワンタイムで支払うことになりますから、たかだか3泊だと割が合わないのです。また、最低利用期間を5日とか1週間としている施設も多くあり、選択肢の面でも3泊というのは不利でした。
しかし、それを差し引いても、ホテル滞在では得られない、素晴らしい滞在経験を得られるケースが少なくないと感じています。トライしてみたい方は、質問いただければわかる範囲でサポートしますので、ぜひ検討していただきたいと思いますね(ただし英語力はそれなりに必要です)。写真は宿泊した物件2階のラナイから見た、お庭に生えていたプルメリアです。
まったく関係ありませんが、プルメリアといえば…。
resortboy さん
バケレン楽しんで頂いたようで、安心しました。
カイルアは、時間がゆっくりなので、やはり1週間くらいいられると良いですよね!?
毎朝、海を見ながら朝食を広いラナイで食べ、とてものんびり出来たのですが、
小さな子供たちには逆に静かすぎて、大きなプールが付いているタイムシェアの方が
良いと今は言ってます。
ただ、買い物に行っても駐車場は目の前だし、チップ払って沢山の荷物を運んでもらう
手間ひまもなく、別荘ならでは住んでいるような感覚の素敵な経験だったと思います。
コストを考えると、やはりバケーションレンタルよりRCIリゾート交換の方に軍配が上がります。
家族で泊まる場合、最低1泊200$はしますから、1週間で1400$、日本円で14万円弱。時期やオプションで
さらにかかるようです。
RCIリゾート交換の場合、2ベッドルーム1週間で47250円(500$弱)。
エクシブをお持ちの方は、やはりRCIリゾート交換を第一に考えるべきです。
オアフ島のラニカイビーチも良いですが、ハワイ島のクアベイやマウイ島のカマオレビーチも良いですよ。
http://lei-moana.blog.mo-hawaii.com/445.html
http://album.e-asre.com/rci/2486.shtml
まおさんにVRBOを教えていただいたおかげで、素敵な旅ができました。追ってのレポートをお楽しみに!(まだまだ先ですが…)。
コストの件ですが、航空券の次にお金がかかるのは宿泊費ですから、やはりRCIリゾート交換にかなうものはありませんね。でも、コストばかりではないですよ~。