パセオのロビーには本物の暖炉!

エクシブ軽井沢パセオは、32室という小規模施設ながら、独立したロビー棟を備えている。エクシブ初ではないかと思われる本物の暖炉が最大の特徴だ。軽井沢という立地にふさわしい本格志向を感じさせるが、その使い勝手やいかに。

まずは最大の魅力、本物の薪がくべられている中央テーブルの暖炉を見てみよう。

炎がゆらめき、薪の香りがロビー全体にただよう。これまでのエクシブにはない雰囲気が、旅のはじまりをぐっと盛り上げてくれる。ただし薪に火が入るのは3月いっぱいまでなので、次回は今年の冬ということになる。

このロビー棟は2階までの吹き抜けで、開放的な硝子の階段も素敵だ。

チェックインはこのロビーで行われ、通常の時間帯にはフロントにスタッフが常駐しているようだ。東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢アネックスのように無人になるわけではなさそうである。

さて、エクシブ軽井沢は初期のエクシブであるため、オーナー用のレセプションはなく、会員もゲストも全員立ってのチェックインとなるのだが、ここパセオはどうだろう。気になっていたポイントだが、本館と同じく、全員立ってのチェックインとなった。

また、オーナー向けのウェルカムドリンクは導入されなかった。理由は単純で、提供するのに必要な場所がないからである。こちらは2階の踊り場から見下ろしたロビーの全体像だが、見ての通り座席は6つしかない。この他に小さなベンチソファが1つあったが、ベルの荷物カートに囲まれて座ることはできなかった。

つまりはこのロビー、見栄えは大変素敵なのだが、見掛け倒しで実用性が低いのだ。1グループいれば座席は埋まってしまうから、お部屋の準備ができる午後3時より前に来てしまうとここでは待つことすらできないし、チェックアウト後の待ち合わせの場所としても今ひとつ機能しない。

オーナーには、ウェルカムドリンクがない代わりに、本館に従来からあるドリンク券が発行されるが、もちろん、本館ラウンジの「ミルティーユ」まで行かなければならない。せっかくだから2層にして、1フロアはハーヴェストのようなセルフラウンジにしてくれればよかったのに…。暖炉が素敵なだけに、そんな妄想が頭をよぎる。

というわけで、早起きして写真を取るくらいしか、ここでの楽しみはなかったのだが、初めて訪れた時のインパクトは大きいのだと思う。むしろそこがリゾートトラストの狙いなのだろうし、その意味では十分に機能を果たしているのかもしれない。

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