スキープランの使い方 – 2

前回に引き続いて、エクシブ蓼科で設定されている「スキー＆スノーボードプラン」の使い方について考えてみよう。土日の2日間をどう過ごすか、という視点で、前回は土曜日はスキーをしないでアーリーチェックインの特典を使ってホテルで過ごすことを提案した。今日は日曜日のスキーをどうするのか、という話題である。

まず重要なポイントだが、このスキープランを使ったからといって、無理にスキーをする必要はない。天候が悪い時もあるし、ホテルでまったりしたくなっちゃった、ということもあるだろう。もちろん、お子さんの体調不良といった不測の事態もありうる。

エクシブのスキープランはリフト券が付いているだけで、アーリーチェックインを除けば余計なものは何も付いていないので、リフト券を別の機会に使うことができれば、スキーはスキップしてしまって何の問題もないのだが、そんなことができるのだろうか。

結論から言えば、スキー場の選択によっては十分に可能だ。少し詳しく見ていこう。

エクシブ蓼科のスキープランで提供されるリフト券は、以下のスキー場で使える。

・エコーバレースキー場
・ピラタス蓼科スノーリゾート
・車山高原スキー場
・白樺高原国際スキー場としらかば2in1スキー場（この2つのスキー場はリフト券が共通）

エクシブでは引換券が渡され、スキー場でリフト券を発行してもらうシステムだが、「エコーバレー以外」であれば利用日は宿泊時と異なっていてもよく、今シーズン内ならいつでもかまわない。だから、スキーをしない人もアーリーチェックイン狙いでプランを使って土日をホテルでゆっくり過ごし、残ったリフト券は翌月に使うとか、他の人に譲るといったことが現実には可能なのである。

このように「スキーをしない」という逆説的視点ではとても使い勝手のよいプランなのだが、このプランにはスキー場への送迎も付いていないし、レンタルスキーも付いていないので、スキーに慣れていないファミリーなどには向かず、むしろ経験者向きのプランと言える。

ただ、ピラタス蓼科スノーリゾートに関しては、ゲレンデに面したレンタルショップ「アゲイン」がエクシブとの送迎を行っており、またエクシブ客専用のレンタルスキー割引券もロビーで配布しているので紹介しておこう。

参考までに今シーズンの設定時刻を書いておくと、第一便が9時30分エクシブ発・15時30分ピラタス発。第二便が10時エクシブ発・16時ピラタス発である。いずれも事前の予約（エクシブに連絡すればよい）が必要で、第二便は第一便が満車の時のみの運行だ。