このところ毎年夏には台北を旅して、いろいろなホテルを泊まり歩いて楽しんでいます。台北は海外からの観光客にとても優しい街で、高級ホテルから安宿まであらゆるタイプのホテルがあり、中国からの観光客が頭打ちになっているせいなのか、その料金は非常にリーズナブルです。
こちらの記事で、ミシュランガイドに掲載された台北のホテルを一通り紹介していますが、その中には著名な豪華ホテルばかりでなく、小さなホテルも数多く紹介されています。
(関連)ミシュランを参考に台北のホテル選び | resortboy's blog – ホテルの会員制度を楽しむサイト
今日はその中から「MADISON TAIPEI(マディソン台北ホテル)」というホテルを紹介します。
僕がよくホテル選びの参考にしているトリップアドバイザーというサイトを見ると、台北の4つ星ホテルで一番人気があるホテルは、ホテルエクラットというところです。ミシュランでは2パビリオン(黒)に入っています。そのホテル、僕も見に行ったことがありますが、あまり気に入る感じではなかったんですね。
そこで、同じ2パビリオンに今回紹介するマディソン台北があって気に入ったので、泊まってみることにしました。なんと場所がホテルエクラットのちょうど向かいでした。
マディソン台北は、台北でHOTEL COZZIというブランドで成功したキャセイホスピタリティマネジメントという会社が、COZZIの上級ブランドとして開発したホテルです。
(公式)マディソン台北ホテル MADISON TAIPEI HOTEL|ベストレート保証
(公式)ホテルコッツィHOTEL COZZI|ベストレート保証
場所としては台北101の近くで、MRTで言うと台北101や信義区の繁華街からMRTで1駅乗った「信義安和」駅から徒歩8分ぐらいのところにあります(ホテルから見た台北101)。
ホテルがあるのは繁華街ではない落ち着いた場所です。敦化南路の並木通りに位置しているので、通りに面したお部屋だと非常に爽やかな印象です。
ホテルは13階建てで、客室数は124室。それほど大きいホテルではなく「スモールラグジュアリー」という言葉がふさわしいと思います。
ホテルの公式サイトはほとんど完璧な日本語化がされていて、ホームページから予約すると最低価格保証の制度もあるので、ここから予約するのが間違いがないと思います。自分は中国のOTAであるTrip.comから予約しました。
こちらがホテルエントランスですが、間口はそんなに大きくなくて、ベルマンがいますので、すぐにマンツーマンで対応してくれるような感じです。
ホームページの日本語対応は完璧ですが、ホテルを利用した感じでは、それほど日本語対応が進んでいる感じはしませんでした。ドキュメント類は日本語でしたが、日本人客はあまり見かけなかったし、スタッフで日本語を話している様子も見かけませんでした。
ホームページを見ると、コンシェルジュサービスに力を入れている様子が伝わってきますが、チェックインはすべて英語対応でした。英語でいろいろ聞くのも面倒くさい感じでしたので、特にコンシェルジュ的なものは利用していません。ただ、非常に感じはよかったです。
お部屋については別の記事に譲ることにして、特徴的なラウンジサービスについて紹介します。
ロビー階のフロントの横にはラウンジバー「URBAN 331」があるのですが、ここでは毎日夕方5時から6時の1時間、ハッピーアワーが設定されています。
この間、コーヒーや紅茶や各種のソフトドリンクが無料で提供されるほか、オムレツやチップス、スイーツなどの軽食がバーカウンターに並び、自由に食べることができます。
さらに、ビールなどのアルコール類を1杯注文すると、もう1杯が無料になるというサービスもあります。いわゆるエグゼクティブラウンジとは違いますが、台北の場合は街に出てお食事を楽しむのがむしろ好ましいと思うので、これから夕食に出ようかという時間帯にこのようなサービスが提供されているのは、とても良いと思いました。
ハッピーアワーをめがけて一度ホテルに戻って休憩し、身だしなみも整えてハッピーアワーを楽しんで、それから夜の部、みたいな感じです。
写真を見ると分かるように、ホテル名通りのニューヨークスタイルのインテリアで落ち着きますし、また台北の雑踏とは一味違うロケーションなので、一度観光をリセットしてホテル自体を楽しみながらも、また台北の街に繰り出すといった、うまい切り替えができるような印象を持ちました。
まぁ居心地がいいので、ホテルから出たくなくなっちゃうようなところもありますが、台北の街はショッピングも含めてけっこう夜中まで楽しめるので、昼寝をするのも悪くありません。
MRTの駅までは少し距離があるので徒歩派には便利な場所とは言いづらいのですが、逆に、台北101近辺の繁華街には距離が近いので、タクシーやUberなどを使って、機動的に旅を楽しむことができました。
(続きます)