日本有数のお花見スポットである「富士霊園」は意外にもエクシブ山中湖の近くにある。僕も今回はじめて行ったのだが、いつもそばを通りながらその存在に気づいていなかった。場所は富士スピードウェイの隣である。御殿場ICから三国峠経由でエクシブに向かうときの通り道にあるのだ。
その富士霊園の桜は、今が満開である。今年は少し開花が遅かったので、16日から20日まで行われていたエクシブ山中湖からの無料送迎は少しタイミングが早かったようだ。
さて、富士霊園というと、よく以下のような写真を見るでしょう？
ここにはおよそ8000本もの桜があるということなのだが、それがこのように墓地中央の道路沿いにバーっと並木として植えられているのである。エクシブの近くにあるのにこれまで訪れていなかったのは、その8000本というのがどういうことなのか、感覚としてわかっていなかったし、よく紹介されるこのようなビジュアルからも、それほど魅力を感じていなかったからだ。
だが実際に行ってみると、そのスケールに圧倒されるほかない。一つ一つの桜も立派な木ばかりで、こんな桜のトンネルが気が遠くなるほどの長さで存在しているのだ。
いろいろな桜の名所に行ったが、ここは本当にスゴい。いろいろな意味で、究極のお花見スポットと呼んでいいのではないか。記事の最後には動画を掲載したので、そのスケールを味わっていただきたい。
さて、霊園ということで「果たしてお花見なんかできるのか」ということが気になる。しかし心配はいらない。節度を持ったお花見は、ここでは公認されているのだ。
園内には露店も出店しており、椅子やテーブルの準備もあった。「金時だんご」やら「みしまコロッケ」やら地元のB級グルメを味わいながらも、何かこうスピリチュアルなものも感じられて、単なるお花見とは違った、言葉では表現しづらい独特の感覚を覚えるのであった。
最後に、車載カメラからの動画です。そのスケールを感じていただけることと思います（ピアノのBGMつき）。