1泊2食7700円の「HAPPY PLAN」は社会の縮図

リゾートトラストが新しい経営計画を発表し、古いエクシブにも積極的に営繕投資をしていくと宣言した一方で、不人気なエクシブでは1泊2食7700円という、過去最低価格での格安プランが販売開始となりました。今日はその「HAPPY PLAN」について紹介し、そこに垣間見える「闇」について解説します。

HAPPY PLANとは何か

HAPPY PLANの対象ホテルは、初島クラブ、伊豆、白浜(アネックスを含む)、淡路島です。2023年7月2日から9月29日までの平日(土曜日を除く日~金曜日)が対象で、連休にからむ7月16日と9月17日、それにいわゆる夏休み期間の7月23日から8月30日までは設定がありません。

料金は大人1人、1泊2食で7700円(税サ込)。利用は1室2名から。予約はインターネット限定です。

詳しくは、公式のPDFちらしをご覧ください。この記事を読むよりもそのチラシを見ていただくのが手っ取り早いです。

(公式)\お得に泊まれてみんなHAPPY/ハッピープラン 大人1名様・1泊2食付 7,700円 2023年7月2日~9月29日までの日~金曜日限定プラン

100平米のお部屋も使える

もちろん客室はスタンダード限定、かと思いきや、初島クラブと淡路島は、1人2000円のプラスでラージグレードが使えるというルールになっています。

僕はこの話を聞いて、ちょっと考え込んでいます。

写真に掲げた初島のラージグレード(Dタイプ)は、ここが破綻した旧初島クラブの再生物件であることから、他のエクシブのラージグレードとは違って、およそ100平米と、異例に広いのです(正確に言うと、ラージグレードにはCとDの2タイプがあって狭い方のCは72平米です)。

もっと言うと、このDタイプはスイートグレードと間取りが同じです。Dタイプの洋室は、初島クラブで最も部屋数が多く、全客室の約半分を占める、このホテルのシグニチャールームみたいなものです。4名定員、100平米、2ベッドルームの堂々たる客室。公式サイトに詳しく書いてあるので見てください。

(公式)ラージグレード(Cグレード)【例】D1 Type|客室|グランドエクシブ初島クラブ|リゾートトラスト株式会社

もしかして、この客室が9700円×2人で使えるってことですかい?

料理を安くした上でさらに半額に

検証してみましょう。

HAPPY PLANの夕食は、このプラン向けに特別に設定されたセットメニューで、4000円++(4840円相当)です。朝食は基本コンチネンタルで、1200円++なので1452円相当です(伊豆ではなんと和食が出ます。同じではないにしろ、通常の和朝食膳は2400円++ですから半額)。

初島クラブのDグレードが取れたとして、ルームチャージは22,550円(税込)。2名分の食事とルームチャージの合計は、35,134円となりますが、これが19,400円で済むことになり、およそ45%オフです(ルームチャージよりも安くなっています)。

このような施策をしなければならないほどに、これら4つのホテルが追い込まれているのはわかります。しかし、古いエクシブにも大規模な営繕投資をして、「チェーン全体が高級」という虚構を守ろうとしているのではなかったのでしょうか。

夏休みの主力メニューであるブッフェはこの夏、さらに値上げとなって8000円++(支払額9680円)に統一された一方で、少し時期をずらせばほぼ同額で1泊2食付きで100平米のスイートルーム(グレードはラージ)に泊まれてしまう。会員制ホテルの基本である「年間一律料金」という特徴は、すっかり崩れています。

ここが会員制ホテルの基本であって、僕の講義でも一番最初に話しているくらいです。一律料金を崩したら、会員制ではなくなってしまう、とは言いませんが、やり過ぎてはいけませんし、今の状況をあまりいいとは思いません。

(関連)リゾート会員権論 1「はじめに・基本的性質」|KASA Community – resortboy's blog – リゾートホテルとホテル会員制度の研究

なんとも嫌な社会の縮図

このプラン、歓迎すべき声が多いと思う一方で、問題点もあろうかと思います。

・そもそも、これほどまでに安くする必要があるのか?
・格安プラン対象ホテルには「2軍」のようなイメージが付くのではないか?
・要するに、エクシブが高くなりすぎたので「保養所ニーズ」を満たすためのものなのではないのか?
・安い食事を出すことで、感動や満足度が下がって、ブランド価値を毀損しないのか?
・これらホテルの契約会員にとっては、客層が変わってしまって、いい迷惑ではないのか?

皆さんはどうお考えですか? ぜひご意見をお寄せください。

つい先日、オフ会は終わってしまいましたが、その勉強会では、エクシブなどのリゾート会員権を通じて、日本社会の変容について解説していました。それは有り体に言って「格差社会」ということなのですが、このHAPPY PLANを見て感じたのもまた、リゾートトラストのこの全体的なビジネス構造に、二極化する社会そのものが投影されているということです。

数千万円の高額会員権(サンクチュアリコートなど)が富裕層に販売され、古くなって人気がなくなった会員制ホテルに格安プランが作られ、会員権販売のメインターゲットである法人(富裕層が経営)の従業員がそのプランを使う。

なんとも嫌な社会の縮図です。こうしたものは以前より会員制リゾートに「内在」してきましたが、それがこれほどまでにくっきりと可視化されたことは驚くべき変化であり、歴史的な転換点です。

19 comments

  1. 確かに微妙な感じですね
    ただ このプランは特定の組合向けで 普通の会員には利用できないプランなのでしょうか?
    ホームページからは PDFちらし出てこないようですが 個人会員の私にはわかりませんが、組合組織 法人 個人と契約形態が分かれているのでしょうか?

  2. 初めてコメントさせていただきます。いつも楽しく拝読しています。

    今現在、サンメンバーズの個人会員ですが、夫の退職前の組合組織で法人のOB会員の枠を持っています。個人会員になる以前は、サンメンバーズの法人契約をしている会社経営者が親族にいたので、そちらで宿泊券を頂戴したりサンクスフェスティバルを利用して長年エクシブを利用しておりました。
    エクシブの法人契約の場合は分かりませんが、少なくともサンメンバーズの法人契約の利用方法は、個人契約の場合と全く同じです。(経営者である親族が義弟でしたので、予約する際のIDもパスワードも教えて頂き、予約は全て当方)
    法人でも組合組織では、夫が勤めていた会社の場合、年間5回までと決められており、Aグレード/S・E・Cグレード/サンメンバーズ(利用可能エクシブを含む)それぞれのIDとパスワードでログインして予約します。夫のような退職者はOB会員として年間2回平日に限り利用と制限がありますが、ログインは出来るので確認したところ初島ラージの「HAPPY PLAN」の表示はありませんでした。「蓼科アリーサマープラン」は利用可能。
    つまり「HAPPY PLAN」は今後は分かりませんが、個人や法人会員のみ利用可能のプランと思われます。

    さて、私達のような利用が平日に限られるリタイア組にはこのプランは大歓迎です。以前は伊豆にカジュアルパッケージやお手軽連泊パッケージがあり何回か利用し、オールドエクシブの魅力を発見するきっかけとなりました。少なくとも伊豆の洋食コースはお値段以上の価値があると思いました。連泊時のセットメニューは軽いものの価格を思えば納得の内容でした。むしろ、ゲートウェイプランではリゾートボーイさんの投稿を見て日本料理に失望しましたし、洋食料理は高くなるしと、、、。伊豆は結構好きな施設ですが、カジュアルパッケージが無くなって以来利用が無くなっています。

    このプランはリゾートボーイさんが言うように
    >会員権販売のメインターゲットである法人(富裕層が経営)の従業員が
    使うプランなのでしょうか? 利用が平日に限られていますから、むしろ私達のような(?)元気で暇な高齢者でお金に少し余裕がある者たちに、平日に安い値段設定でせっせと利用してもらいたいのではと勝手に思っています。

    ゲイトウェイプランA対象ホテルとこのプラン対象ホテルは全く同じですので、いわゆる「2軍」のイメージは今までと同じとかと。

    初島のラージはサンメンバーズでも使えますからこのプランと、熱海をサンメンバーズプレミアムを利用して連泊すれば、リーズナブルで優雅な旅行になるのではと目論んでます。

  3. たとえば9月28日、クラブネットからも法人予約サイトからも初島Dタイプでhappy planを選択可能です。

  4. ノラさん、
    私の方でも予約できることを確認出来ました。ご指摘ありがとうございます。

  5. おはようございます。いつも楽しく読ませていただいております。
    この度ご提起のハッピープランについては、個人的には好意的に受け止めております。

    一義的には、リゾートボーイさんのご指摘の通り、古い施設の稼働率を上げることが可能な点です。古い施設が予約も入らず使われなくなってしまっては、設備維持・メンテ費用の面でも心配ですが、人の流れが生み出される要素は安心材料です。

    もう一つ拡大的に解釈をしているのは、時代の変化、価値観の多様化への対応です。リゾートトラストのような豪奢なリゾート会員権を、誰しもが純粋に欲するような時代ではなくなったのも要因のひとつではないでしょうか。

    私の身の回りをお話をしますと、
    ・40代の私、女性・個人がオーナー、
    ・主人をオーナー対応者にしようとしたところ、新しく展開されるホテル・宿泊施設に出向きたいから、自分は使わないと拒否、
    ・結果、実母をオーナー対応者へ変更、実母の世代にとっては離宮やスーパースイートは豪華・贅沢過ぎると言って、最も好んで使うのはリゾーピア、サンメン、
    ・思春期の娘、エクシブは落ち着くようですが、「昭和の豪華な感じ、たまに来るといいよねー」というようなコメント。興味がありそうなのは、山奥にひっそりと構えるSDGsを売りにしたような施設や体験。
    ・私の友人や娘の学校の友達家族と出掛ける際は、スーパースイート御所望の方から、オールドエクシブの今回のようなお得プランを団体で楽しみましょうーという方から様々。
    というような感じなので、自らが望んだわけでもなく、結果的に大感謝プランも相当活用させていただいております。

    人口が減りゆく国ですから、一度接点の在った富裕層に対してのクロスセルは勿論のこと、一人の顧客から派生する周辺への影響(その場合には富裕層に限ってもいられない)、その接点の刈り取り、といったところが、この新しい価値観の時代のローリングプランで意識されていることのひとつなのではないでしょうか。
    https://www.resorttrust.co.jp/ir/library/investors_guide/pdf/2203/202203-j-02.pdf

    長文失礼いたしました。

  6. 法人保養所契約でのみ提供されるプラン
    https://rt-clubnet.jp/hotels/houjin/gateway_xiv_2023specialchoice.pdf
    ゲートウェイウェイプランですが、24時間ステイ、ケーキセット、スパークリングワインハーフボトル、幼児料金半額などのサービスが追加。
    https://rt-clubnet.jp/hotels/houjin/next_2023.pdf
    去年からあるスタンダードコースが選べるお得プラン。
    https://rt-clubnet.jp/hotels/houjin/yugawara_exclusive.pdf
    湯河原離宮のフリードリンク付きプラン、今年新規。
    https://rt-clubnet.jp/hotels/houjin/XIVshirahama_buffet2023summer.pdf
    白浜ブッフェパッケージ。

     

  7. ご無沙汰しております。
    白浜アネックスでhappy planを利用してきましたのでその感想です。
    レストランの値上げでいったい夕食代金4,000円とはどんな内容かある意味怖いもの見たさで行ってきました。
    今回は和食のすき焼き御膳と海の幸御膳を1名ずつ頼みましたが、すき焼きのお肉はたくさん入ってますし、刺身のある海の幸御膳には鯛のあら炊きが付いておりご飯のおかわりもできますので十分お腹いっぱいになりました。

    スモールポーションでもボリュームが多いと仰る方には丁度良いボリュームですし、4,000円でもやればできるじゃないかエクシブという感じで他の施設でも定番メニューとして置いて欲しいくらいの料理内容は値段を考えれば大変満足のいくものでした。

    湯快リゾートのスタンダードクラスでも9,878円(税込)なのにWEB限定ですからアプリ予約の1,000円チケットが貰えて2人なら実質7,200円という破格破壊プランですので部屋がスタンダードでも良いとおっしゃる方にはオススメだとは思います。

    利用したのが7月の金曜日という事もあり館内はアドベン目当てのお子さん連れなどでかなり賑わっており、またこのプランの料理を戴いている客は他に見当たらなかった事から正直ここまでの価格破壊プランを企画してまで稼働率を考える必要があったのかな?とは疑問に思いましたが、これが閑散期となる2月などには再度実施されるかもしれませんね。
    以上が利用した感想ですが総括すると悪くないと思いました。

  8. きーあいさん、有益な情報シェアありがとうございます。
    常日頃、各レストランでもうひとつ少量のコースがあったらいいな、と感じているので、是非近場の施設でこちらのプランを使ってみたくなりました。

    会員権の取得当初は、より新しい施設のより素敵な部屋を予約したい、と離宮やスーパースイートを多く訪問していましたが、それも概ね一巡してくると、今度は、蓼科のラージDのような相対的にバリューの高いお部屋や、山中湖のスタンダードDのように、冬に富士山を眺めながら、部屋続きのお庭で子どもと雪だるまを作ることに楽しみを感じたりと、それぞれのグレード内でのお得感を探すことに楽しみを見出しています。

    コンプを目指すオリエンテーリングのような気分、これもリゾートホテルの新しい楽しみ方かもしれませんね。

  9. resortboyさん、みなさん、こんにちは。
    新プランの背景を想像すると全国旅行支援が終了して稼働率が急低下していたのではないでしょうか。
    「チェーン全体が高級」という虚構はオールドエクシブの利用者にとってはストレスでした。RT社が現実を直視して虚構を諦めたとすれば健全な転換だと評価できます。

  10. ノラさん、本当ですね。チェーン全体が高級という虚構から来るストレス! 言い得て妙です。

    全国旅行支援も終了、円安に後押しされてのコロナ明けの海外旅行者増加も何のサポートにもならず、となると、50周年の今、新たな観点で様々な企画にチャレンジしていっていただきたいですね。

  11. チェーン全体が高級という虚構から来るストレス、本当にその通り!

    私は新参者ですが、昔の夕食価格等を考えるとオールドエクシブ全盛期はそう(今の離宮・ベイコートのような特別感)ではなかったのでは?と想像しています。
    そもそも、今目指しているような「高級」を実現するには、利用料金を上げてサービスパーソンを増やし、給料を上げる必要があるでしょう。それはして欲しくないし、実際には出来ないでしょう。だから、虚構。

    と書いておきながら、今のTBCは本気でそれを実現しようとしている様に感じています。是非ご利用を。モナークバー、天井が高くて居心地良いですよ!

  12. ハッピープランは歓迎しております。

    ハッピープランのおかげで、

    ゴージャスな非日常を楽しみたい時には、東京ベイコートや横浜ベイコート倶楽部や離宮で寛ぎ、

    自然とゆっくりした休暇を楽しみたい時には、エクシブ初島や伊豆高原に行けるようになるからです。

    エクシブ初島は、都心から近くて、解放感のある好きな施設なのですが、ともかくホテル内の食事代が高くて(と言って、食事無しにすると、食べる場所が極めて限られてしまう。)、気軽に連泊で行ける。ということができませんでした。

    ハッピープランの金額は、私にとっては、毎年高い年会費を払っているのだから、非繁忙期には、これ位のお得感のあるプランで、のんびりしたい!というニーズに合っております。

    ジャパントータル倶楽部とかでは、非繁忙期には、確か、1泊2食付きで、6,900円のプランがあったかと思います。

    ハッピープランは10月以降も、ぜひぜひ定着させて欲しいです。

  13. 初めまして。
    ホテル維持の為ね稼働率対応は必要です。
    せっかくの施設をどう利用するか。
    エクシブブランド祖業の鳥羽みたいにリニューアルして行く余地、山中湖や軽井沢のように新しい付加価値をつけれるようにするか
    その試石かもと思います。
    暇な年寄りには、嬉しい限りです

  14. 繁忙期の7月でもHappy planを出さなければならないほど稼働は低いですね。コロナが5類になり、海外に行く人も増えて、今年の春より予約は少ない印象です。会員権がないと泊まれないという考え方が時代に合わなくなって来ているのかも。

  15. みなさま、こんにちは。
    意外にも好意的なコメントが多いことに、私は正直驚いています。
    resortboyさんの下記の懸念で、まず下記の ①と②について。(勝手にナンバリングさせていただきました)
    ① そもそも、これほどまでに安くする必要があるのか?
    ② 格安プラン対象ホテルには「2軍」のようなイメージが付くのではないか?

    → もし自分の所有する施設でこのようなプランができたらどうなのか、想像してみました。決していい気分がしないと思います。みなさんはいかがでしょうか。
    レベルを落としてでも稼働率を上げる方がいいというのなら、もっと通常のプランでお得感を出す方が私はベターだと思いますし、利用もしてみたくなると思います。

    そして、次の ➂~➄ に関しては、Go To トラベル事業が行われていたときに、感じたことを思い出しました。
    ➂ 要するに、エクシブが高くなりすぎたので「保養所ニーズ」を満たすためのものなのではないのか?
    ④ 安い食事を出すことで、感動や満足度が下がって、ブランド価値を毀損しないのか?
    ➄ これらホテルの契約会員にとっては、客層が変わってしまって、いい迷惑ではないのか?

    特に➄に関しては、エクシブのみならず、他の宿泊施設やレストランなどでも、「何かが違うな」という感じを抱いたことが度々ありました。
    そう、普段は見られない客層がいるなあということです。もちろん、ゲスト利用だから、または法人会員の社員だからとか、そういったこととマナーの良し悪しは別問題だと思いますし、それで客層が劣るなんて言うことは決してないことです。ただ、会員ではない人、つまり年会費を払っていない人がこういう恩恵(?)を受けるのはどうなのか、私としては、全体として釈然としない思いなのですが。

  16. 麻です。妹から、「システムで空室があるのに、happy plan ゼロで出てくる」ときは、「部屋予約」などで一旦予約をとってから施設に電話して確認、変更してもらえるとのことでした。
    これまでも、期間限定などのプラン予約がうまくいかない時、部屋のみ予約+食事で予約を入れて、備考欄で希望を記載したり、電話すると成立するケースがたくさんあったみたいです。
    システム君はなかなか融通がきかないみたいです。ご参考までに。

  17. 従来のRT社の法人保養所契約はサンメンバーズの権利に準じたもので初期エクシブにあったサンメンバーズ登記の部屋を権利の元手にしていました。離宮の予約はできなくはないけれどなかなか困難です。最近RT社は新しい保養所契約を販売しており、こちらは三ヶ月前から離宮、別邸のCB、ラージ以下の全エクシブ施設に申し込みができます。利用の裏付けとなる権利はRT社が持つ湯河原離宮CBの販売在庫です。こうなると保養所会員の人気も離宮に集中します。湯河原離宮ではカジュアルコースに飲み放題がついて一人2万円からのプランがあります。今回の7700円は衝撃的な値段ですが、このくらい価格差がないと初島伊豆は選んでもらえいないのも現実なのでしょう。

  18. 皆さん、こんにちは。たくさんのコメントをありがとうございます。ようさん、tabixさん、るうぱさん、satokunnさん、Zhangさん、いらっしゃいませ。きーあいさん、レポート感謝です。

    お立場、見方、切り口で、さまざまな評価がある話題であるのだと、多くのコメントをいただいて改めて思っています。

    多くの方がこのサイトに期待されている「お得情報」という観点からすると、エクシブほどのホテルがこの価格で利用できるのですから、「よいこと」に決まっています。

    ですが、他所でも触れていますが、「リゾートクラブ」として見たときにはどうでしょうか? 僕はいま地道に研究中なんですが、「倶楽部」という概念には「母集団の同質性」がつきものです(機会があれば別稿を書きます)。

    例えば今回、開業23年後である初島クラブが話題に含まれていますが、20年前に新規で初島クラブを買った人は、あのバブリーなクルーザークラブに代表される「クラブ感覚」に魅了されたと思います。でも今、格安プランのターゲットはむしろ、新規の「完全会員制」ホテルを買った法人の従業員だったりするわけですよね。

    後期ベイコート(有明以外)が20年後に同じようになったら、と思うとぞっとします。横浜以降、メンバーズバーは廃止されてしまい、クラブ感は減退傾向にあります。運営会社として、会員制の理念をどこに置いているのかよくわからないし、むしろ無視したり破壊したりしているようにも見えます。

  19. そういえば、メンバー同士の交流があって初めて「倶楽部」ですよね。今、どうなっているのでしょうか。会社の方針・施策は?実態は?

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