この日はカイルアへの到着日で、すでに時間も夕方ですから、おそうざいを買って夕食はお手軽に済ませてしまいたいと思います。というわけで、ロングズ・ドラッグのお隣のホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)です。
ホールフーズは日本未進出ですが、僕の行動範囲ではその知名度はかなり高いように思います。その原因はおそらく、ハワイに3店舗あるこのお店のエコバッグを(ある種のドヤ顔で)使う人々によるものだと感じます。
お店に入ると、さまざまなデザインのエコバッグが並んでいます。僕は、こういうのを恥ずかしいと思う向きなので、買いません ;-) ともあれ、失われてしまった海外消費文化への憧れが、まだここには残っている気がします。
グルメ・スーパーのアイコンとも言えるこのお店は、アメリカを中心に、カナダやイギリスを含め270店舗以上を展開していますが、ここカイルアには2012年に進出しました。オアフ島ではカハラに続いて2店舗目で、数年内にはワードへの出店が決まっています。
カイルア店は非常に広々としていて、単に夕食のおそうざいを買うという目的だけでも、ひとつのエンターテイメントとして成立するほどの奥深さがあります。非常に乱暴に言うと、オリジン弁当を100倍おしゃれにして100倍広大にした感じです。
例えばこのサラダバーコーナーの焼き野菜を見てください。ディスプレイを見るだけでマーケットの名にふさわしい「強さ」を感じます。
実に種類豊富で、いったい何種類あるんだろうと、戦意喪失するほどのバラエティさです。
よさ気なワインを選んで、おつまみにチーズとオリーブでも、と思っただけで、くらくらするほどのバリエーションがあります。「オリーブバー」などという商品が成立すること自体がすごいことだと思います。
この日は生鮮食品を買うのはやめて、こうしたナントカバーのコーナーでいろいろ買って済ませることにしました。お肉のカウンターだけでコレですから。
買い物星人じゃない人はパックのお寿司でも買って済ませたほうがラクかもしれません。
食べ物に用事がなくても、おみやげ物を買うためにここに行く人もいます。最初に書いたように、ここのロゴグッズはとても喜ばれるので、店内を探して買っていくとよいと思います。
渡ハ星人にドヤられるのが嫌な人は、渋めにオーガニックなナチュラルソープなんていかがでしょう。
一言でいえば、アメリカの成城石井ですかね。昔カイルアに行った時はドンキホーテ(旧ダイエー)がお気に入りでしたが。
アラモアナショッピングセンターも持っていたダイエーのコンビニであったローソンが成城石井を買収し、ダイエー本体
はイオンの傘下に下りました。流通業界って本当に栄枯盛衰が激しいですね。
ただし、食品の味については、やっぱり日系スーパーの方がお勧めです。食べるものの味覚については、
海外経験をどんなに重ねても、私はどうしても日本人であることから逃れられないみたいです。
アマゾン、ホールフーズを137億ドルで買収-食品販売に本格参入
電子商取引大手の米アマゾン・ドット・コムは自然食品スーパーマーケットチェーンを運営する米ホールフーズ・マーケットを、債務も含め137億ドル(約1兆5200億円)で買収する。アマゾンにとっては過去最大規模の買収となる。全米で数百店舗を抱えるホールフーズの買収で、アマゾンはスーパーマーケット実店舗展開を一気に加速させる。