エクシブのお部屋をシアターにする一番簡単な方法

今日はエクシブのお部屋をシアターにする2012年的な方法について、改めて全容をご紹介したい。写真はエクシブ軽井沢パセオのCBグレードの和洋室だが、このお部屋に限らず、離宮シリーズをはじめとするネット接続が装備されたエクシブでどんなふうにお部屋で映像コンテンツを楽しめるのか、一例としてご覧いただこう。

これまでのパターンでは、エクシブに入る前にDVDをレンタルするなりして、事前にコンテンツを準備して持参しなければならなかったから、旅の準備にもう一手間加わってしまい、頻繁にエクシブに行く僕のようなヘビーユーザーにとってはその手配が面倒だった。

しかし今では、ネット配信型のコンテンツサービスが続々と登場しており、状況が一変しつつある。

実際の手順を見てみよう。事前の準備はいらないが、お部屋に入ったら少しだけセットアップが必要だ。まず、無線LANアダプターをお部屋のLANジャックに接続する。

那須白河以前の古いエクシブにはこうしたネット接続の装備がないが、2006年以降に開業したエクシブにはすべてある。僕が愛用しているのはAppleのAirMac Expressで、旅行アイテムとしていつもポーチに入っている。実はこれは旧型で、今はデザインが変更された新型が出ている。

Apple AirMac Express ベースステーション MC414J/A

次に、持ってきた端末をお部屋の液晶テレビに接続する。接続インタフェースはHDMIなのでケーブルは1本つなげば済む。この写真では背面に接続しているが、多くのケースでは側面にもHDMI端子があると思う。

HDMIケーブルは量販店だとけっこうな価格で驚くが、Amazonのプライベートブランドが低価格でおススメだ。HDMIはコネクタにいくつか種類があるので、間違えないように注意したい。テレビ側は必ずタイプAだが、端末側はその端末によって異なる。

Amazonベーシック high speed Ethernet対応 HDMIケーブル Aタイプ – Cタイプ(HDMI – Mini-HDMI) 3.0m

そしてHDMIを持ってきたタブレットに接続。別にタブレットでなくても普通のPCでもよいのだが、リゾートユースにはタブレットが気分だろう。僕が使っているのはドコモのOptimus Padだ（製造は韓国LGエレクトロニクス）。この機種に限らず、Amazonをはじめ色々なサイトで白ロム（ドコモなどのキャリアの契約がないもの）のタブレットが売られている。僕も白ロムで買ってSIMなし運用（接続はWifiのみ）している。

iPadは持っていないのでよくわからないが、下記のようなアダプターを介せば接続できるのだと思う。もちろん、上級者なら1万円以下の中華パッドでも実用になるだろう（僕も中国Ainol社の製品を愛用している）。

iPad, iPhone, touch を モニタ に出力 HDMI 変換 アダプタ

後はタブレットでコンテンツを受信すれば、迫力ある大画面で楽しむことができる。一番身近なのはYouTubeである。HD品質の動画も増えていて、液晶テレビの大画面で見るのにぴったりだ。

しかしリゾートでゆっくり本格コンテンツを楽しむには、以前も紹介したことのあるhuluなどの映画配信サービスを利用したい。

huluでは通常480pのDVD相当の品質で動画が配信されている（一部は720pのようだが、僕は見たことがない）。地デジに慣れていると解像度が足りない感じがするが、DVD相当なのだからまぁよしとしよう。

huluの日本上陸やスマホの爆発的な普及が刺激となって、このほど登場したTSUTAYA TVセレクトプランや、この分野の先駆者であるU-NEXTといった定額見放題サービスが、国内でも盛り上がりつつある。こうしたサービスは一定のお試し期間は無料で楽しめるので、リゾートに行って天気が悪かったり、あまりに暑くて出かける気にならないといったときに覚えておくと、お金をかけずにお部屋の中で楽しめるだろう。

ともあれ、お部屋にインターネット回線が来ていさえすれば、事前の準備なしに気分にあわせてさまざまな映像コンテンツをキレイなお部屋で楽しめるのは、個人的には画期的なできごとだ。余勢を駆って僕は自宅にDLNA対応のNASを導入した。VPNで自宅ネットワークに接続すれば、そこにある写真やビデオ、音楽がエクシブのお部屋でも楽しめる。まったく夢のような時代になったものだ。