横浜ベイホテル東急のグランドコーナースイート

横浜ベイホテル東急の「グランドコーナースイート」について紹介します。このホテルは、横浜みなとみらいの「旧御三家」の1つとして位置付けられるホテルで、1997年に「パンパシフィックホテル横浜」として開業し、今年で開業25周年を迎えました。

旧御三家の中では客室料金が高めである傾向にありますが、スイートルームの利用しやすさは一番。予約テクニックはさておき、今日は客室について紹介します。

客室面積は92.6平米と、高級会員制リゾートのスイートに匹敵する広さです。1990年代のホテルなのでウッディな自然素材の内装が使われており、横浜のイメージにぴったりなブルーのアクセントカラーとマッチして、とてもくつろげます(これはこのホテル全般に言えることです)。

まず客室に入ると、どーんと廊下です。これは客室側から見たところで、突き当りが入口、左がクローゼット、右はトイレです。

客室に入ると大きなリビングです。

正面に横浜ハンマーヘッド、その奥にベイブリッジがいい感じで見えます。それらと正対するようにバルコニーが作られています。ほどんどの客室にバルコニーがあるのが、他のホテルにはない、このホテルの最大の特徴と言ってよいでしょう。

リビングの奥、窓際にはソファーセット。この客室は2名定員だと思いますが、もう1室、普通の客室を取って家族4人で過ごすという提案はいかがですか?

リビングの手前側には、4人掛けのダイニングがあります。ルームサービスを取ってもいいし、下のみなとみらい東急スクエアでいい感じにテイクアウトしたものをここで食べるのも楽しいです。「セルフインルームダイニング」とでも呼びましょうか。

上の写真に見える左の扉は水回り、奥が寝室です。では、寝室に行ってみましょう。

どーん、とヨコハマベイをひとりじめです。これはやばい。

このホテルはヨコハマインターコンチネンタルホテルより少し陸側に位置していますが、このスイートルームはうまくインタコを隠すように位置取られていて、インタコの裏隣りであることがあまり気になりません(詳しくは別稿にて)。

反対側から見るとこの通りで、ハンマーヘッドとベイブリッジがばっちりです。

この客室はツインなので、120センチ幅のベッドが2台です(ダブル仕様の客室もあります)。

このときの客室は15階でしたので、レベルとしてはカハラ&ベイコートのトップと同じくらいでした。スクエアホテルの奥に夕陽が沈んでいきます。

水回りへはこの寝室からも、リビングからも、パウダールームを介してどちらからも入れるようになっています。この水回りはオールドファッションで、とてもよいと思います。

21世紀の日本のホテル設計はバスルームが一番大事だと考えられています。その結果、「けしからん感じ」の客室に仕上がってしまうケースが多くあります。もちろん、そうした用途を狙って作られているということなのだと思いますが、日常の延長、「リゾート」としてホテルを利用する場合には、そうした作りは不適です。

例えば、近隣で一番新しいカハラ横浜のエグゼクティブスイートは、以下のような寝室とバスが一体となった作りになっていて、特別な用途でないとちょっとキツいです。

(参考)THE KAHALA HOTEL & RESORT YOKOHAMA|Executive Suite|Bath Room

同等の広さである横浜ベイホテル東急の水回りは、これらと比べると非常にあっさりしています(これが普通だと思いますが、意外と今のホテルは普通にできていないんです)。

バスルーム内は、2ベイシン、シャワーブース(右奥のすりガラスの中)、バスタブ、独立したトイレ、という構成です。トイレはこの写真で僕が立っている位置(すなわちバスルームの奥に扉のあるトイレがあります)と、廊下の2カ所にあります。

というわけで、今日の記事はここまでです。この客室は「誰もが期待するヨコハマ」を体感できる場所として、広くお勧めしたいです。特に寝室は、ぐるっとパノラマビューなので、ずっと客室にいても飽きない、横浜らしい景観が楽しめます。

ただし、家族で過ごすのなら、もう1室取る必要があります。次回はデラックスツインの客室について紹介します。

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