ケトジェニックブッフェの実践

世の中、何でもそうかもしれませんが、ホテル利用も両刃の剣で、同じことをしても行動に対する哲学がしっかりしていないと、かえって不幸せになることがあります。そんな考え方を「ホテル利用学」と名付けて自分なりに深めているんですが、その最たるものは食事、とくに「食べ放題」ではないかと、最近思うようになりました。

食べ放題にどう対峙するか

例えば、高級ホテルのベネフィットで、エグゼクティブラウンジでの食べ放題の権利を得たとしましょう。しかしそれで食べ過ぎ・飲み過ぎを繰り返し、肥満になったり、健康を害したりしては、何のためのベネフィットだかわかりません。そしてそのような方は一定割合でいらっしゃるように見えます。

普通に料金を支払うエクシブやベイコート倶楽部のブッフェでも同じです。昔の僕のように欲望のままに飲食を繰り返していると、痛い目に会うかも知れません。

(参考:以前の僕の暴飲暴食の例)夏のバイキングプラン|リゾーピア熱海 – resortboy's blog

しかし、正しい知識を持って対峙すれば、「好きなだけ食べて、しかも健康になるダイエット」の実践の場所として、エクシブは最適かもしれないのです。本記事で取り上げるエクシブ伊豆の鉄板ブッフェに対する僕の印象ですが、値段なりに質がよく、完璧な健康食が実践できます。

そんな話をいつか書きたいとずっと思ってきました。今日は前振りとして、僕の普段の食事、つまりケトジェニック、または糖質制限などと呼ばれる分野での、健康的な食事の実例を、具体的にご紹介します。

エクシブ伊豆の「鉄板ブッフェ」

伊豆のラペールはかつてはフレンチでしたが、今は「鉄板ブッフェ」と銘打った食べ放題レストランとなっています。平日には着席でのオーダー制になるみたいですが、僕は繁忙日にやっている、自分で取りに行くタイプのときしか経験がありません(その方がオーダー制よりメニューが多いです)。

昔のイメージがあるので、フレンチのコースをイメージして進めていきます。ブッフェをいただくときはいつでも、全体のプランもなしに突撃してはいけません。

最初にテーブルの上の様子です。鉄板ブッフェですから、鉄板料理向けの各種の調味料が用意されています。繁忙日でも、鉄板料理だけは紙で注文して席に持ってきてもらうことができます。左上にあるのがそのオーダー用紙です。

アミューズ、オードブル、スープ

まずはアミューズから。席が暗くて(たぶんいい席に案内されたのですが、窓際ですごく暗かった)、最初の方はうまく盛り付け写真を取れなかったので、キャビネットの写真です。

ポークリエット、塩チーズ豆腐、タコのペペロンチーノ風を一つずついただきました。写真の上の段の3つです。

続いてオードブル。真鯛とカツオのタタキをカルパッチョ風にしていただきます。これも写真がないので、冒頭の写真からイメージしてください。

続いて、普通だとスープですが、まぁスープはあまり栄養のあるものではないので、似た感じということで、ブイヤベースにしました。そもそもラペールの鉄板ブッフェには、味噌汁以外にスープ的なものはないんですが。

ポワソン(魚料理)、ヴィアンド(肉料理)

ポワソンは鉄板メニューでオーダーです。金目鯛、スズキ、海老の3種でしたので、これらをまずは味見。

海老がとてもおいしかったので、この後、追加しました。

また、こちらは鮑のポワレです(スタンダードメニュー外)。

お魚を楽しんだら、ソルベで口直しをしますが、今日は省略です。

ヴィアンドも鉄板メニューからの選択です。国産牛ロース、静岡県産美味鳥、ふじのくにポークからの選択です。

ここは牛ロース一択でしょう。50グラム、100グラム、200グラムからチョイスし、焼き加減も指定できます。

写真は200グラムです。美味しすぎないので、すいすいいただけます(あまり高級な肉だと量が食べられませんので、まぁまぁなのがいいのです)。この後、お代わりしました。

お腹と相談しながら

普通の方はこの辺でお腹いっぱいと思いますが、まだブッフェ台にはいろいろあるので、余裕があったら取りに行きましょう。栄養のことだけを考えたら、牛肉だけ食べていればいいですが、せっかくのブッフェ、いろいろなものを食べてみたいですしね。

というわけで、肉料理の延長線。こちらは鶏もも肉のオニオンソース(プラス焼き野菜)。のりが乗っているのは海鮮丼用の漬けマグロです。

牛バラ肉の煮込みと温野菜を食べて満腹。ごちそうさまです。

サラダはありましたけれど、生野菜は食べる意味がないと考えているので、食べていません。チーズはなかったかな。

デセールも低糖質チョイスで

別腹はデセールで埋めましょう。ドライフルーツとナッツのテリーヌ、それにパンナコッタです。あとはコーヒーですね。

ご覧いただいて、この日の食事がまるで「糖質制限レシピ集」のようになっていることが、よくわかると思います。ちゃんと計算していませんが、おそらく糖質は50グラムに満たないのではないかと思います(コーラ1本、500mlの糖質は60グラム程度)。

こんなに食べてresortboyはメタボなのでは?と疑っている方は、オフ会に来て確認してください。

今回はすでに知識がある方向けに、ケトジェニックブッフェの一例をご紹介しました。次回は、このような食事にどんな意味があるのかについて、書いてみたいと思います。

PS.
ところで「ケトジェニックブッフェ」という言葉をGoogleで検索すると、僕のこの記事以外には1つも出てきません。つまりこのキーワードは僕が今日(2023年7月26日)に作ったということになりそうです。

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