松山文創園区はアナザースカイ

皆さまは「母校」についてどのような感情をお持ちでしょうか。卒業してから母校を訪ねたりしましたか? 僕はアラフィフになるまで、卒業以来、母校を訪れることは一度もありませんでした。ですが、思いがけず、台北で母校の面影に対面することになるのです。

訪問したのは「松山文創園区」。日本統治時代の煙草工場をリノベーションしたアート志向の商業施設と、誠品書店が作ったホテルとデパートの複合施設から成る、台北で一番ホットなアートの発信基地です。

(参考)松山文創園区 | 台湾エンタメ・レジャー-台北ナビ

この日はUberを呼んで、ホテルから直接アクセスしました。台湾でUberを使うのは個人認証の関係で登録だけでは済まずにちょっと難しいのですけれど、機会があれば記事にします。

到着したのは誠品行旅(eslitehotel)のエントランス。ここはいま台北で一番人気のあるホテルです。ホテラーとしては、この話も書かないとですね。

まずは誠品生活松菸店に入っている「幸福堂」で、信じられないほど美味しい黒糖タピオカミルクを飲んで、いざ目的の松山文創園区へ。

かつての煙草工場をそのまま利用した、はじめて来たのになぜか懐かしいノスタルジックな空間の中で、台湾オリジナルのさまざまな商品が販売されています。

なんというか、女子向きの空間です。買物星人の自分は、こういうの大好きなんですけど。

でも、それ以上に僕のこころをとらえたのが、この煙草工場の建築そのものでした。

松山文創園区は1937年に建設された「台湾総統府専売局松山煙草工場」の跡地です。ここは台湾で最初の専業たばこ工場として、台湾の近代工業建築の嚆矢となった歴史的な建物。

おもいっきり私的な話でほんとうに申し訳ありませんが、この建物の雰囲気が、僕の母校にそっくりなんです。自然と涙があふれてくるような。

東京に帰って調べたら、母校の校舎の建築は1936年で、この松山文創園区とはわずか1年違い。

あまりいい思い出がないように感じていた母校のことですが、思い直して、当時の仲間に連絡を取ったりしているところです。

台北のこの場所は、僕にとってのアナザースカイでした。旅というものは、旅人の思いをはるかに超越して、思いもかけない気づきや刺激を与えてくれるものですね。

1 comment

  1. 僕もゴールデンウイークに「ザ・マーケットバンコク」で台湾の老虎堂・TIGERSUGARの黒糖タピオカミルクティーを初めて飲みました。温かい黒糖タピオカがモチモチで甘くて本当に美味しいですよね。昼食をザ・マーケットの中にある日乃屋カレーを食べたのですが、こちらもハンパなく美味しかったです。愛知県にも1店舗だけ出店しているので是非とも行きたいですね。いや希望でなく絶対に行きます。「始まり甘く後より辛い」by日乃屋カレー

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