成田スカイアクセス線

ようやく出発まで来ました。初日に出発するのは僕と小学生の自宅ちゃんの2人です。成田空港までは2010年7月17日に開業した「成田スカイアクセス線」を使いました。都心から乗り換えなしに、または1回乗り換えるだけで成田空港（今回は第2ビルを利用）までダイレクトに到着します。特急券などの付加費用も要りません。特別な理由がない限り、他の手段はかなり影が薄くなったのではないでしょうか。

成田スカイアクセス線といっても、実際には2系統のルートがあります。1つはおなじみの上野・日暮里から成田空港へのライン。スカイライナーと同じですね。スカイライナーが上野・日暮里から成田空港まで2,400円なのに対し、スカイアクセス線だとたったの1,200円です。かかる時間は日暮里・成田空港第2ビル間でスカイライナーが最短36分、スカイアクセスが最短54分と、20分も違いません。

もう1つは品川からの京急・都営浅草線との相互乗り入れルートです。こちらは押上で京成に接続します。押上からの第2ビルまでは最短46分ですから、大手町あたりからだとスカイアクセスが一番早そうです。

僕の場合は、行きは半蔵門線で押上まで行ってスカイアクセスに乗り換え、帰りは早く来た方が上野行きだったので日暮里で乗り換えて山手線に接続しました。京成本線でアクセスしていた昔のことを思うと、たった1回の乗り換えで空港の下まで行けてしまう便利さにはちょっと感動してしまいます。車両は普通の通勤電車そのものですが、ファブリックには飛行機柄が採用されており、地味～に旅への期待を高めてくれます（笑）。

後は「京成パンダ」ですかね。こんな時でもないと京成には乗車しないので、なんとも奇妙なこのキャラクターは、旅の思い出と直結しています。

京成カード – 京成パンダ

実はANAの特典航空券で取った他の家族の航空券は、羽田発にこだわってみたのですが、成田空港へのアクセスがこんなに簡単だったら、別に成田発でいいじゃない、という気もしてきます。行きも帰りも乗り換えは簡単で、特に日暮里での乗り換えはコンパクトな駅舎だけに非常にラクでした。

次回以降への課題は、金券ショップの利用です。京成電鉄の株主優待には、1枚で片道どこまででも有効な「優待乗車証」があるのですが、これを金券ショップで手に入れることができます。相場は900円～950円程度のようです。これで出発前のコーヒー代くらいは浮かすことができますね。春休みという時期のせいか、僕が行きがけに買いに行った時には、すでに売り切れとなっていました。

さて、このスカイアクセス線の好敵手として、昨年来LCC（格安航空会社）の国内線就航が成田空港で相次いだことから、高速バスに価格破壊が起きていますので、これらを最後に紹介しましょう。

まず京成バスなどが運行する「東京シャトル」。東京駅（八重洲口）から成田空港までを1時間あまりで結び、料金は片道900円と格安です。また、平和交通の「THE アクセス 成田」は1,000円。経路は銀座駅（数寄屋橋）→東京駅（八重洲口）→成田空港です。

京成高速バス 東京駅～成田空港900円（東京シャトル）
東京・銀座-成田空港 格安1,000円バス │平和交通 ～THEアクセス成田～

[2013/04/22追記]
成田空港近くに「酒々井プレミアム・アウトレット」がオープンしたことにより、ちょっと風変わりな空港アクセスも可能になりましたのでご紹介します。

「アウトレットエクスプレス酒々井」というバスが浜松町や東京駅から出ているのですが、これの片道チケット（1,200円）を買うと、アウトレットから成田空港までの乗継乗車券がもれなく付いてきます。旅行前にお買い物、というのもヘンな話ですが、観光旅行の1つのパーツとしてとらえることもできるかもしれません。ルートは、浜松町バスターミナル（世界貿易センタービル1F①番乗り場）→東京駅（八重洲口）→酒々井プレミアム・アウトレットです。

直行バス | 酒々井プレミアム・アウトレット | PREMIUM OUTLETS®