ある日のエクシブ伊豆。いつものように「黒潮」で夕食の予約をしていたのだが、時間を指定していなかったので、チェックイン時に聞くと20時30分の案内になるという。それでは困ると話したら、「ラペール」なら早く席が用意できるというので、その日はフレンチの夕食とすることにした。
そこで気づいたのがコース料理の構成の変化だ。ラペールでは、3,675円（税込サ別。以下同じ）の「マルセイユ」がローエンドで、その上は6,300円の「サントロペ」であった。僕はたいていこの2つのどちらかをいただくのだが、この日行ってみるとサントロペはメニューになく、変わりに5,250円の「ポムロール」というのが登場していた。
以前のサントロペは、アミューズ、オードブル、スープ、お魚、お肉、デザート、という構成であったが、ポムロールもそれと同じ。構成を変えずに価格の安いコースに仕立てたということで、昨今の値上げトレンドからは珍しい方向性だと感じた。
サントロペはないのかと聞くと、裏メニューのような形であるのだという。やはり6,300円で、5,250円コースと比べて1,000円高い分、オードブルがもう1皿という構成だということなので、それをお願いすることにした。
以下、主だったところだけを紹介していこう。非常に暗い店内でのノーフラッシュ手持ち撮影なので、写りが悪いのはご容赦ください（フラッシュを焚いてお料理を撮影するのは基本的にマナー違反だと思いますので、マネする方はお気をつけくださいね）。
まず、アミューズの「一口のお楽しみオードヴル “良き日々”」をアテにビールを頂いて、海水浴でののどの渇きを一気に潤した。ビールはいつものようにエビスの生である（冒頭の写真）。
続いて運ばれてきたのはオードブル。「鮪のカルパッチョ オニオンとマスタードドレッシング 海の幸と夏の野菜畑」と題された、大きなマグロの切り身のサラダ仕立てである。
居酒屋メニューみたいだが、ビールとのマッチングはとてもよい。続いてもう1つのオードブル、「帆立貝のソテを二種の味わいで」。
この1皿がポムロールとサントロペの1,050円の差にあたる。ホタテに上品な甘みがあって、なかなかの美味であった。続いての本日のスープはモロヘイヤのスープで、これもちょっとフレンチっぽくはないが、流れとしてはマッチしていた。
お魚料理は「鱸のポアレに爽やかな赤紫蘇の香りをつけて」であった。これはお魚自体はおいしかったが、ソースがイマイチな印象。
最後にお肉料理は「仔羊背肉のロティ トマトのコンフィとカレー風味の茄子のフォンダン」。これはなかなか脂が乗っていて、ビールのアテにはとてもおいしかったが、脂っぽいのがキライな人もいるかな。
締めにデザート「白ゴマのブランマンジェ、イチゴのソースを添えて」
全体として、フレンチを食べたなという感じはあまりしないが、夏にビールをがぶがぶ飲みながら、そこそこのサービスを受けながら食事をする、という点で、久々にとても満足がいく内容だった。付け加えるならば、パンも非常においしかったです。
ちなみに、7,350円のサンテステフになると、オードブルが3皿になる。これまでエクシブのコースは、価格（予算）を増やしても満足度がそれに応じていない感じがしていたのだが、今のエクシブ伊豆のラペールは、ローエンドからその倍の7,350円コースくらいまでは、リニアに皿数が増えていくので、個人的にはとてもいい感じだと思っている。
こんばんは。
実は、海の日の3連休のところで、3675円のマルセイユコース指定で
1泊2食、大人一人8800円、というプランがありました。
マルセイユコースは、8月いっぱいまで、２５０ｇのボリュームのあるステーキセットでしたが
私が行けなくなり、代わりに行った者に感想を聞くと、美味しかったと言っていました。
伊豆のラペールは、どの価格帯でも、納得できると思っています。
resortboyさん、皆さんこんにちは。
無料ご招待券(昨年までのお誕生日券)の夕食が６千円相当なので、レストランの６千円のコース設定がなくても６千円のコース対応はできるようです。
でも食事直前でも受けてもらえるのはいいですね。
ところで、私の親族の古参オーナー氏は「フランス料理なら、伊豆」といいます。私はまだオーナー暦が浅いのでよくわからないのですが、何か根拠があるのでしょうか。
A3さん、mikuroさん、こんにちは。夏のマルセイユコースのステーキは、横目で見ただけですがボリュームがあって、よさそうでした。メタボの恐れからなんとなく和食が続いていましたが、今の印象はラペールの方が安心できる感じですね。
「フランス料理なら伊豆」というのは、以前の川端シェフの評判でしょうかね。川端シェフ時代は、繊細さは感じるけれど物足りないことがありました。今の中田シェフは味付けがハッキリしている感じです。
先日伊豆に行き、resortoboyさんの記事を参考にラペールでボムロールをいただいて来ました。コースの内容も十分でした。以前は、たまに行くのでちょっと贅沢になんて高いコースがおおかったのですが、最近は歳と体重を気にして軽めにしています。多少時間も節約出来ているような気がします。
ただお客様が少なかったせいか、妻にワインをしつこく勧めていました魚料理、肉料理そのつど勧めに来ていました（妻はあまりお酒はのまないもので）。ちなみに私はビールなので無視されていました。最後にはハーバーライトでのカラオケの勧誘までされました。いろんな人がテーブルに来るので食事がゆっくり出来ず残念でした。
従業員の方の一生懸命さはわかるのですが…..中々むずかしいもんだいですね。
でも久しぶりの伊豆はすいていてゆったりすごせました。
ysさん、エクシブ伊豆のレポートありがとうございました。伊豆は昨年、総支配人が変わって、頑張っている感が出たんだと思いますが、もっとTPOをわきまえてほしいところですね。
中田シェフってなんだか品が無く不愉快に感じました。
また空いていてレストラン内が静だった所為か厨房内の罵声が聞こえてきました。久しぶりに伊豆に行きましたが所詮こんなもんだったなと思いました。相変わらず他の施設と比べるとレベルが低いと思います。
まささん、いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。厨房から罵声とは興ざめでしたね。
エクシブ伊豆は、部屋数が多い割に人員が少ない初期型エクシブなので、利用タイミングによっては他のエクシブと比べると「落ちるな」と感じることがあるかもしれませんね。
伊豆でクリスマスプランを味わってきました。初日はラペール。一皿一皿が美味しくて、家族もろとも大満足でした。クリスマスプランに付いているシャンペンもとても美味しいものでした。食後に中田シェフがテーブルに挨拶にきましたが、なかなか好感が持てましたよ。
二日目は黒潮。こちらでもシャンペンは出ました。こちらの料理も大満足でした。
多少ほめすぎかもしれませんが率直な印象です。シャンペンの銘柄を聞き忘れたのが残念。
シルバーユーザーさん、こんにちは。ポジティブな話題でうれしいですね。僕も近く伊豆にいくつもりなので、楽しみになってきました。
黒潮の食事でも、コース最後のご飯の頃になると胃袋の方はもう十分だと拒絶し始めているのに、「替わりご飯」が美味しくて口の方が止まらず、結局全部押し込んでしまいました。（またメタボ）。
ところで、Resortboyさんは、伊豆は部屋数の割りに従業員が少ないと書かれていましたが、ＲＴの報告書を見ると伊豆の平均稼働率は５０％台と諸設備の中で一番低くなっていました。従業員数を、部屋数Ｘ稼働率で割ってみると、伊豆もそれほど悪くないかも知れません。つまり、部屋数あたりの従業員数ではなく、来客グループ数あたりの従業員数で評価してみるわけです。これで見ると伊豆のサービス態勢もそれほど悪くないのかもしれません。
シルバーユーザーさん、こんばんは。
> 従業員数を、部屋数Ｘ稼働率で割ってみると、伊豆もそれほど悪くないかも知れません
なるほど～！ それなりに適正な人数が配置されているっていうことですかね。
リゾートトラストは業績予想を修正するほど今年はずいぶん人手を減らしてしまったみたいなので、来春の資料で差分を取ってみたいです。
（関連）resortboy – ラウンジの混雑と上方修正 / エクシブ蓼科