「かんのんの浜」にポットホールを見に行く

エクシブ伊豆にほど近い「城ケ崎海岸」は、伊豆半島きっての景勝地である。大室山から噴火した溶岩によって形成されたリアス式海岸だが、ここで全国でも珍しい「ポットホール」という自然現象が見られるのはご存知だろうか。

2008年7月6日にテレビ朝日で放映された「～クチコミお宝情報～ 旅のススメSP 箱根＆伊豆 ベスト20」でも、その第一位として城ケ崎海岸がランクされ、このポットホールが紹介された。調べてみると、エクシブ伊豆からもカンタンにアクセスできる場所にあるということで、実際に尋ねてみた。

具体的な行き方は別項で説明するとして、今日はそのポットホールについて紹介する。

ポットホールとは、岩の割れ目に石などが入り込み、それが水流で洗濯機のようにかき回され、岩を浸食することによってできる大きな丸い穴のこと。城ケ崎海岸にあるものは、穴だけでなくその中の岩自体が完全な球体になっているという、東日本ではここだけの希少な自然現象らしい。

向かったのは城ケ崎海岸の「かんのんの浜」である。この写真の奥にある松が生えている岩から下を見下ろしたところにあるらしい。さっそく足を運んでみる。

いやー、マジですか（冷汗）。断崖絶壁だし、くさりやロープなどの命綱的なものは何もない。万が一、足を滑らしたらば海の藻くずに…（激汗）。

プチ高所恐怖症のお父さんがビビっているうちに、子どもはずんずんと先に岩場の先まで行ってポットホールを発見。「おーすごい！」と歓声を上げている。僕も立場上、仕方なく勇気を振り絞って（大げさ）、岩のてっぺんまで登り海を見下ろしてみると…。

おー、ありました。

直径70cmほどの完全な球形！

大きな波が来るとポットホールにも水が入り込んで、球体が動く余地があるのがよくわかる（残念ながらその瞬間を撮影するほどの余裕はありませんでした）。現在進行形で岩の浸食が進んでいることが感じられて、ちょっとした感動。まぁ正直、感動よりもビビりが勝っていたかもしれませんが（苦笑）。

次回は具体的なアクセス方法と、もう1つのベストビューポイントについて触れてみます。